スペシャリストの名スピーチとは | 働き方・キャリア・考え方など |HR NOTE

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スペシャリストの名スピーチとは | 働き方・キャリア・考え方など

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  • キャリア開発

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こんにちは。HR NOTE編集部 野上(のかみ)です。
 
日々、社員の採用、教育や評価制度などを考え、どのようにすれば全社員が高いモチベーションをもって働けるのかを試行錯誤されている人事の方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
 
ところでみなさんは『TED』をご存知でしょうか?『TED』は世界中のあらゆるジャンルの一般人からスペシャリスト達がそれぞれのアイデアのプレゼンテーションをおこなう講演会のことです。2006年からその講演を無料でWEB上から見ることができます。
 
今回は、そんな『TED』のプレゼンテーションから専門のスペシャリストが熱弁しているものをピックアップしてみました。
人事の皆さんの参考になるようなものをまとめてみましたので、ぜひご覧ください。
 

海外のスペシャリスト達から学ぶ!!『TED』スピーチまとめ13選

2030年 驚きの労働人口クライシス―そして今からどう対策を始めるか|『ライナー ストラック(ボストンコンサルティンググループ:人材専門家)』

 
今後2030年までに世界の多くの国では労働人口の不足に直面するといわれています。この労働人口不足を目の前にしてどのような対策が必要なのかということは私達にも襲い掛かってくる大きな問題ともいえます。今後の人材確保には国外に目を向けて対策を打つべきとライナーはいいます。そのために私達や企業が取り組んでいくべき改善点を具体的に説明してくれています。目の前にある人材不足という課題を乗り越えるためにも一度目を通してみてはいかがでしょうか?
 
 

機械に奪われる仕事—そして残る仕事|『アンソニー ゴールドブルーム(データサイエンティスト向け世界最大のコミュニティサイトKaggleのCEO:機械学習専門家)』

 
今後さらに私達の仕事は機械に奪われていくかもしれない時代になってきました。アンソニーは機械に奪われずに残っていく仕事もあるといいます。機械学習専門家のアンソニーだからいえる、機械の一歩先を進める仕事働き方を伝えてくれています。なにが機械にできて、なにが機械にできないのかを理解できれば、あなたの会社が今後どのように人を採用するのか、マネジメントするのかを考えるいい機会になるかもしれません。
 
 

最高の人材の履歴書が必ずしも理想的ではない理由|『レジーナ ハートレイ(アメリカの大手運送会社UPS:人事マネージャー)』

 
選考において履歴書で求職者を見限ってしまうことってありませんか?高学歴で成績優秀な履歴書に推薦文がある求職者と、平凡な学歴と成績におかしなアルバイト歴が並んでいる履歴書の求職者なら前者を採用するでしょう。レジーナは後者のほうが困難に打ち勝つ能力が強く業績にもつながる可能性があると説明しています。組織の中で本当に輝く人材は思いがけないところにいるかもしれません。
 
 

好きになる仕事はどうしたら見つかるのか|『スコット ディンズモア(旅行者:ライター)』

 
優秀で期待をしていた新入社員も気づけば会社を辞めてしまっていたということはありませんか?それはあなたの会社の仕事を彼らが好きになれていないからかもしれません。高い成績をあげて偉業を成し遂げるのではなく、自分にとって大事なこと自分にしかできないことこそが人が好きになれる仕事だとスコットはいいます。優秀な人材にあなたの会社の仕事を「好きな仕事」だと誇ってもらうためにも一度は見ておきたいスピーチです。
 
 

我々の仕事の考え方は間違っている|『バリー シュワルツ(心理学者)』

 
いい人材が採用できないという悩みを抱えていませんか?それはあなたの会社の業務形態に問題があるかもしれません。バリーは産業革命から発達しだしたテクノロジー化が私達の考えている仕事を大きく変化させたといいます。そんな社会の中で変化していく私達の人間の性質を心理学的に分析してくれています。私達は「なぜ働くのか」を見直すいいきっかけになるかもしれません。
 
 

職場の順位制をやめよう|『マーガレット ヘファナン(5つの企業で元CEOとして活躍:経営思想家)』

 
あなたの会社の組織経営はどのようにしておこなわれていますか?生産性の高い社員を集めたチームでの組織経営が必ずしも業績を上げるチームになるというわけではありません。マーガレットは、能力の差は関係なくチームで助け合って支え合える連帯性こそが、大きな成果をもたらすといいます。組織の改変などで悩んでいるときに考え方を少し変えてみてはいかがでしょうか?
 
 

今までに聞いたことのないキャリア・アドバイス|『スーザン コラントゥオーノ(Leading WomenのCEO:リーダーシップ専門家)』

 
昔と比べると、組織の中で女性が中間管理職や専門職に就く割合は約半数を超えてきましたが、最高経営層を締める女性の割合はまだ3分の1に過ぎません。古い経営手法から脱却できずに女性のキャリアアップができないような環境があなたの周りにはないでしょうか?女性のキャリアアップが企業にもたらすメリットや、女性のための働き方をスーザンが分かりやすくアドバイスをしてくれています。キャリアアップを目指す女性はもちろん、女性も活躍ができる組織を作り上げたい方はぜひ参考にしてください。
 
 

なぜ優れたリーダーの下では安心を感じられるのか|『サイモン シネック(経営理論家)』

 
あなたの職場には安心できる優れたリーダーがいるでしょうか、そしてあなたは部下達から信頼されているリーダーになれているでしょうか?サイモンが考えるリーダーとは、部下を安心させられる人信頼関係が築けている人だと主張しています。時には血と汗を流すような努力があってこそ、だれもが認めるリーダーになれるのではないのでしょうか?信頼と安心で成り立つ組織を作り上げるにはサイモンのスピーチを参考にしてみてください。
 
 

優れたリーダーになる条件|『ロザリンデ トーレス(ボストンコンサルティンググループ:リーダーシップ専門家)』

 
さまざまなリーダー養成プログラムがおこなわれていますが、そのプログラムを受講して組織内で活かされていると実感できる方はどれぐらいいるでしょうか?ロザリンデは将来の経営者や組織のリーダー達に向けて3つの重要な問いを投げかけています。その3つの問いの答えが優れたリーダーになれる条件なのかもしれません。ロザリンデが25年間で出会ったリーダー達の共通点から学べば、あなた自身の成長社員の育成そして会社の成長に活かすことができるかもしれません。
 
 

独創的な人の驚くべき習慣|『アダム グラント(組織心理学者)』

 
組織心理学者のアダムは「創造性のある人」の研究をしています。そんな中で、創造性のある人がどのようにして素晴らしいアイデアを生み出しているのかを語ってくれています。企業や組織をさらに躍進させるために必要になってくる革新的なアイデアですが、そんなアイデアを生み出せる人材を見抜くヒントが隠されているかもしれません。
 
 

天職が見つからないのはどうしてでしょう?|『エミリー ワプニック(ライター、アーティスト、ミュージシャン)』

 
1つのことを続けられない人ってあなたの会社にもいるかもしれません。ある程度できるようになったら途中で飽きてしまって、次はまったく別の分野に興味を持ちそれもある程度できるようになったら途中で飽きてしまうことを繰り返している人は組織の中では扱いにくいでしょう。このような人のことをマルチ・ポテンシャライトとよびます。エミリーはマルチ・ポテンシャライトで多くの興味を持ち創造を追及してきました。彼女が経験してきた人生、そして彼女が取り組んでいるビジネスなどを聞くとマルチ・ポテンシャライトは組織に必ず欲しい人材だと思うかもしれません。
 
 

ルールが多すぎると仕事は捗らない|『イブ モリュー(ボストンコンサルティンググループ:コンサルタント)』

 
組織を大きくしていく中であらゆる制度やルールが決められていくでしょう。そしてルールを監視する部門などが発足し、委任状や報告書など現状を報告する時間に手をとられてしまい、組織の生産性は40%~80%低下するとイブは提言しています。生産性の低下を400メートルリレーにたとえて紹介しているイブのスピーチを聞くと組織の業務フローを考え直すきっかけになるかもしれません。
 
 

(ほぼ)ルールなしで会社を経営する方法|『リカルド セムラー(ブラジル企業のCEO:組織変更者)』

 
もし会社になにもルールがなければどうなるでしょうか?リカルドは勤怠管理をおこなわずに好きなときに出勤をして好きなときに休んでもいいという制度を設けました。このルールがなくなった状態で従業員達はワーク・ライフ・バランスを見直し、仕事がどうあるべきかと考え直したといいます。リカルドのような強行突破は難しいかもしれませんが、いろいろな制度を見直す上で参考になるかもしれません。
 
 

最後に

 
いかがでしたでしょうか。今回オススメした13本の『TED』のスピーチにあなたの仕事に参考にできそうな内容はありましたか?私自身、人事領域に関して勉強中で、この記事を書きながら、さまざまな観点を学ぶことができ、今後につなげていけるいいきっかけになりました。
 
「スグに使える!」といった内容ではなかったかもしれませんが、今後人事制度を見直したり、採用基準を変更したりするときにぜひ参考にしてみてください。少しのマイナーチェンジが社員のモチベーションの向上につながり、最終的には会社全体の生産性の向上につながっていくかもしれません。

 

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