皆さんは、上司や先輩からの「何気ない一言により、腹が立った。一気にやる気を失った。」という経験はありますでしょうか。
たかが一言、されど一言。 部下や後輩を指導する上でのその一言が、ポジティブな感情を生み出すのか、ネガティブな感情を生み出すのか、左右することもあります。
もちろん、時には叱咤激励も重要です。ただ、叱ることは信頼関係を築いてからおこなうべきでしょう。 余計な一言で人間関係を難しくしてしまうことは避けたいものです。場合によっては「パワハラだ」と言われてしまうことも・・・。
そこで今回は職場で言われてやる気を無くした言葉をまとめてみました。 マネジメントの参考になれば幸いです。
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上司に言われて一気にやる気を無くした言葉
「使えないなあ」
自分を否定されたような気持ちになり、非常にショックです。
本人にやる気がないのは問題外ですが、やる気があって頑張っているのであれば、そのような言葉は使うべきではありません。
ただ、言われた方も自分の何が悪かったのかきちんと原因を振り返りましょう。
その3!完全上司に対して人間不信になってた時に、人に向かって「お前使えないよなあ」的な発言があった。プロジェクト入ってすぐの人間が、周りの人間の手助け無しに作業に当たれることなんてほんの少しなんですよ!もうちょっと下の事考えて言動された方が良いんじゃないでしょうか!!
— シキ (@siki) 2013年1月23日
「ちゃんと考えた?」
自分なりにはよく考えたつもりでも、先輩・上司から見るとまだまだ物足りないことは多々あることでしょう。
ただ、頭ごなしに否定せずに「こういう見方はどう?」「こういうふうに考えるとどうかな」と歩み寄る姿勢をみせてはいかがでしょうか。
部下の言った事に対して「ちゃんと考えた?」「ほんとにそれでいいと思ってる?」を繰り返して、方向性もヒントも示さない上司というのに自分も苦しめられた事があるのでなー。みてて辛くなったわ。
— てるりん (@terurin_side_b) 2015年5月8日
「言われたことだけやってればいいんだ」
自分の存在意義や何のために仕事をしているのかがわからなくなり、不満につながりやすくなるでしょう。
せめて、感謝の気持ちや、その仕事をやる意味などを伝えていきましょう。
新入生入りたての時は、言われること頼まれること何でもはい、はいと素直に聞いていたら『自分の意見はないのか』と、逆に自分なりの意見や考えを述べたなら『言われたことだけやってればいいんだ、余計なこと考えんな』と、何この理不尽って思ったことがある。正解不正解は、上司次第だねほんと
— amkt (@amikichi76) 2014年3月14日
「これだからゆとりは・・・」
彼らは、好きで「ゆとり教育」を受けてきたわけではありません。
また、優秀な人材はいつの世代にも数多くいるものです。ゆとりは本当に関係あるのでしょうか。安易に「ゆとりだから」と言われることに嫌気が差していることでしょう。
そろそろうちの会社の上の人間の考え方にキレそう。
若いモンにばっかり無茶させたり無理させたりする。
だから今年20代以下の人間が10人近く辞める。
そしてそれを「これだからゆとり世代は」で片付ける上司。
ふざけんな。
— バリスタ先生 (@barista_teacher) 2016年8月27日
「お前は気楽でいいよな」
「いやいや確かにあなたのほうが忙しいでしょうけれど、こっちもこっちなりに必死なんですよ」という声が聞こえてきそうです。
お互いの頑張りを認めて信頼関係を築いていきましょう。
上司にお前はストレスかかるほど仕事真面目に取り組んで無いだろうから気楽そうだなと言われました仕事終わりました
— カバ (@zunzunpokezei) 2015年7月21日
「そんなこと常識でしょ?」
「常識ってなんだよ」っていうのが本音でしょうか。
本当に一般的なのか、何を根拠にそう言っているのか、納得感につながらないケースも多々ある模様です。
上司に常識がないと注意された。急いでしまって怠った部分があったのだが、注意の仕方が最悪で→こんなこともわからんの?常識でしょ?え?なんでかなぁ~?(苦笑)みたいな挑発的な言われ方。素直に受け止められません(´Д`)
— ふびにん (@fubinin2525) 2016年9月2日
「期待した俺がバカだった」
仕事で成果を出せなかった自分がもちろん悪いのですが、このように言われてしまうと、「勝手に期待して、勝手に失望されても困る」という感情が沸き起こってくるでしょう。
次につながるようなフィードバックをしてあげるべきです。
漫画の世界の職場
上司「期待した俺がバカだったな」
部下「っっっ!」グッ現実
上司「期待した俺がバカだったな」
部下(今更気付いたのかこいつ)ペコッ— しのこ (@cmjtm4hc8) 2015年12月25日
「自分勝手にやるな→自分で考えてやれ!」
「え、どっち・・・?」と、どうやって報連相したら良いか、もう迷いの森ですね。
上司は自分の発言に責任を持つのと同時に、報連相に関しても明確にしてあげましょう。
上司「勝手にやるな。わからないなら聞け。」
↓
俺「外構の見積もりってどこに依頼したらいいですか?」
上司「そのぐらい自分で考えたら?」
↓
俺「A社の見積もりいただきました」
上司「そんなとこに依頼してどうすんの?施工できんの?」秘孔突くぞ。
— なしだとよお (@Yosshan70) 2016年8月28日
「うちの会社はこういうものだからしょうがない」
「新しいことにチャレンジしていきたい、成長していきたい」という部下の意欲を無くすことにつながるかもしれません。
「例え今はこういう状況で難しいけど、一緒に頑張ろうぜ」といった気概を見せていきたいものです。
全国転勤ありで残業も月40時間位しなければ出世ができない企業にいて、私が会社を変えてやるんだ!と息巻いてたけど、うちの会社はなかなか変わらないよと上司の一言に心が折れる。なんだか転勤もない19時位でみんな帰れる小さな会社に行く方が得策なのかもしれない
— mimi (@mimipontam) 2016年8月12日
最後に
いかがでしたでしょうか。
部下や後輩のモチベーションをどのようにマネジメントしていくか、ということは非常に難しいことですが、何気ない失言がやる気を損うことにつながり、生産性を下げるといったことは避けたいところです。
小言を言いたい時もあるかもしれませんが、ぐっとこらえて、労いの言葉や感謝の言葉など、まず別の言葉をかけてみてはいかがでしょうか。