こんにちは!HR NOTE編集部です。
各企業、ビジョンを掲げて組織の進むべき方向を示し、その目標の実現に向けて日々業務に取り組んでいます。
ビジョンの実現に向けて重要なのは、従業員が一枚岩になるような、組織の活性化をしていくことではないでしょうか。
しかし、組織の活性化は一朝一夕に実現できるものではなく、中長期的な視点が求められます。
そのため、組織活性化の向上に関して、さまざまな角度からあらゆる対応を行っていることかと思います。
そして今回は、組織の活性化に向けて、「社内行事」にフォーカスを当てて、社内行事の役割や各社の事例をご紹介します。
「社内行事って意味あるの?」と感じている方、他の業務と比較した際に優先順位が低くなりがちですが、「こういう意図があるんだ」「あの人のこともう少し知ってみようかな?」と何かきっかけになれば幸いです。
社内行事の目的
組織というのは、あらゆるバックグランドを持った方々が集まっており、考え方や価値観も個々人で違ってくるものです。
そのため、社内での意思統一が思うようにいかないこともあります。
例えば、40代のマネージャーにとって当たり前と思っていることが、20代の部下には非常識と受け取られることがあります。
そのようなすれ違いが多くなると、次第にコミュニケーションの量が減っていき、何気ない報連相もできにくくなり、足並みをそろえて仕事を進めることができなくなります。
社内における会話のみでは、コミュニケーションにギャップが生まれる可能性があり、お互いのことをより深く知ることが大切です。
「本当はこうして欲しかったのに」「なんで言ったことができないのか」「自分の意図が伝わらない」など、業務に支障をきたす可能性がでてきてしまいます。
仕事面以外でもお互いのことを理解できれば、組織内での距離感が近くなり、業務上でのわからないことや悩みなどに関して相談しやすい環境が生まれ、生産性の向上やナレッジの共有が促進されます。
社内行事はリフレッシュの趣旨で行う場合ももちろんありますが、お互いの理解促進、コミュニケーションギャップの解消などにも役立ちます。
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社内行事の事例
花見やBBQ、納涼祭、忘年会など、季節ごとのイベントにあわせた社内行事を行う企業は多いのではないでしょうか。
もう少しアクティブな行事だとウインタースポーツやマラソン大会などもあります。
ボーリング大会などはオールシーズン行うことができます。
コミュニケーションを円滑にするために、ときにはお酒の力を借りてもいいかもしれません。
ただし、お酒を強要することは絶対に避けましょう。気軽に参加できる敷居の低い楽しい会にすることを心がけるべきです。
また、飲みすぎ、はしゃぎすぎにも注意しましょう。
表彰に関するイベントは、組織の活性化・従業員のモチベーション向上につなげるには良い機会です。
月ごと、半年、1年など期間はさまざまありますが、組織や個人が表彰されることで、「この組織でやってきて良かった」「頑張ってきたことが報われた」「今度は自分が表彰されるように努力しよう」などと仕事に対する意欲が向上します。
何を表彰するかは、勤続年数、売上数字、新規開拓数、新規企画の立ち上げ、行動規範に沿っているか、ナレッジの共有など、さまざまあります。
より表彰の喜び、表彰されることの栄誉を感じてもらうために、時には盛大に行うことも良いでしょう。
何を表彰するのかを決めたあとは、「どうやったら表彰されるのか」を従業員全員がしっかり把握できるようにし、「表彰されることは非常に名誉なことである」という認識を持ってもらえるように浸透させていきましょう。
社内運動会
社内運動会などを行う会社もあります。
社内運動会のメリットとしては、チームとしての「一体感」が得られやすいことにあります。
上司と部下、先輩と後輩といった垣根を飛び越え、一人一人がチームの一員となって同じ目線で勝利を目指すことで、感動や興奮を交えながらチームワークを高めることができます。
ここで押さえておきたいのは、社員全員が楽しんで行えるかどうかです。
運動が苦手な人などは後ろ向きな気持ちになりがちになるため、そのような方でも積極参加できるような企画を盛り込むとよいでしょう。
また、従業員の家族も参加できるようにして交流を持てるようにすれば、家族にとっても企業の文化を触れる良い機会になります。
社員旅行
これは日常生活から大きく離れることで開放感に浸ることができます。
職場という現場を離れることで電話が鳴ることや来客もなく、従業員同士がゆっくりコミュニケーションを取ることができます。
株式会社エウレカでは「民族大移動WEEK」という1週間程度海外に社員旅行に行く社内行事があり、株式会社CRAZYは従業員全員で世界旅行に行くなど、日常業務から離れて海外に行く会社も中にはあります。
海外旅行ともなれば、より非日常となるので効果も増します。
ただ、かなりの費用がかかることが予想されるため、定期的名積み立てを行ったり、コストの部分も十分に検討する必要があります。
最後に
どのような行事を行うにしても、一つ一つの行事が終わり、現場に戻った時に新たな気持ちになって頑張ろうと思うことにつなげていかなければなりません。
職場は与えられた業務があるため、その業務を通してお互いを見ています。
行事となればそれがなくなるため、普段気が付かない面を発見できる機会となります。
人の印象は最初に大半が決まってしまい固定観念で人を見てしまいがちです。
暗い性格な人と思っていた人が、宴会で舞台に上がると一変してみんなの注目を集めこともあるでしょう。
ただし、参加したくない方が多い場合は行ってもデメリットになることが多いので、従業員の声に耳を傾け、どの行事なら社内活性化につながるか見極めることが重要です。