こんにちは!HR NOTE編集部 根本です。
先日、2016年6月8日(水)に企業の人事・組織戦略・人材関連サービスのための専門イベント「ヒューマンキャピタル2016」。 テクノロジーが拓く教育の未来「ラーニングテクノロジー2016」に参加させていただきました。
3日間におよぶイベントで、各分野の著名人によるセミナーや、150以上の最先端の人事組織戦略サービス・ソリューションが出展しており、人事関連の最大規模の専門イベントとなります。
ヒューマンキャピタル2016/ラーニングテクノロジー2016では、ヘルスケア・教育/研修・総務/ビジネスサポート・採用支援/人材派遣/アウトソーシング・ERP/マイナンバー・タレントマネジメント・グローバルHR・次世代オンライン教育・EdTechなど幅広い領域において各企業が出展していました。
今回は、その中からHRTech領域に関わるサービスをいくつか取り上げさせていただきます。
HRTech領域の9サービスを紹介
ここでは、HRTech領域に関する9つのサービスを紹介します。 是非、ご覧になっていただけると幸いです。
Workday:「攻めの人事」へと導く統合型人事ソリューション
Workdayは、人事も財務も分析もすべての機能をひとつのプラットフォームで行うことができる、エンタープライズソリューションです。
人事・福利厚生・タレントマネジメント・リクルーティング・給与計算・タイムトラッキングをカバーする人事管理、およびファイナンシャル・収益・経費・調達をカバーする財務管理の機能を備えており、それらが1つのプラットフォームに統合されているため、導入企業は各領域を横断して自社のビジネスプロセスを効率化することができます。
すべての利用者が、権限に応じてリアルタイムで人事・財務に関するあらゆるデータを可視化・分析することができ、自社の事業に合わせてアプリケーションの設定が可能です。
主要な企業向けエンタープライズアプリケーションベンダーの中で98%という最高の顧客満足度を達成しており、日産、日立、ソニー、ファーストリテイリング、東京エレクトロンなどのグローバルに事業を展開する顧客に採用されています。
カオナビ:顔写真が並ぶクラウド人材管理ツール
カオナビは、抜擢や評価などの人材マネジメント業務に特化しており、人材管理業務を効率化、スピードアップすることができるサービスです。
従業員の顔写真がシステム画面に並び、顔写真をクリックするとその社員の異動履歴、取得資格、評価結果などの詳細情報が確認でき、散乱した人事情報を一元化できます。
どのような従業員がいるか把握できるだけでなく、優秀な人材の配置・抜擢・評価など、人事戦略にも活用でき、また社員アンケートも簡単に実施できるため、リアルな現場の声をすぐに集めることも可能です。 人事部門だけでなく一般管理職や経営陣も直感的に使えるユーザー設計となっています。
有名IT企業や大手企業も多数利用しており、業種・業態を問わず幅広く活用されています。
Oracle HCM Cloud:デジタル時代の新しい人事ソリューション
Oracle HCM Cloudは、グローバルでの人事管理、タレントマネジメント、学習・研修管理、採用管理、人材・組織分析/レポーティングまで幅広い機能を備えており、人事ライフサイクルの各段階で最適なソリューションを提供することができます。
BI(ビジネスインテリジェンス)が組み込まれているため、リアルタイムでのデータの把握はもちろん、高度な将来予測分析までが簡単に行え、より戦略的な人事施策を実行することができます。
今回、中堅企業向け(従業員1000名以下)に向けて、リクルーティングソリューション、タレントマネジメントソリューションを発表しました。中堅企業もグローバル化や、これからの成長に向けてこれまで以上に人事施策が重要になっています。 具体的には、採用のチャネルを広げたり、従業員の強みや希望を理解した目標管理と評価を構築したり、適切なフィードバック、プロファイル情報を常に最新にしておくなど、幅広くサポートができるというものです。 これらの施策を1ユーザー約500円から始められるというところも、Oracleのクラウドの魅力です。
また、35以上の言語、多通貨に対応し、各国のコンプライアンス要件にも対応しています。 200カ国で24時間のサポート体制があり、Fortune500(Fortune誌が総収入に基づいて、全米上位500社をランク付けしたもの)の75%の企業の人事を支援してきた実績をもとに開発に活かしています。 このように、中堅企業から大企業まで、どの企業規模でも対応できるソリューションを提供しています。
Kenexa:いまこそ、データに基づく人事管理を始めよう
Kenexa(ケネクサ)は、優秀な人材の採用、従業員エンゲージメントの強化、リーダー選抜や育成、適切な人材配置、研修プログラムの開発・管理など、企業や組織の人事に関わるさまざまな課題解決を支援する人事向けソリューションです。
従業員満足度だけではなく、いかに従業員エンゲージメントを向上させるか、サーベイの計画から実施、アクション・プランの作成までを支援したり、リーダー選抜/育成のためのアセスメントを提供します。
また、「Watson Analytics」エンジンにより、統計の専門知識が無くても簡単に人事データを分析できる機能や、採用領域では採用プロセスのオートメーション機能、採用候補者のレジュメ管理機能などを提供します。
Fortune Global 500(Fortune誌が総収入をもとに世界の企業をランク付けしたもの)企業のTop10社の8割のほか、多くのグローバル企業が採用しています。
月額料金でご提供するクラウド・サービスのほか、コンサルティング・サービスも提供しています。 課題に応じて必要な機能を選択できます。
Rosic:人材マネジメントに関わるすべての人を支援する 戦略人事システム
Rosic人材マネジメントシステムは、「人材マネジメントに関わるすべての人の仕事の質を上げ、経営に貢献することを支援する戦略人事システム」です。
人事部の業務に必要な情報だけではなく、人材マネジメントの観点から必要となるデータの一元管理が行えます。 また、システム活用者(経営層・マネジャー・人事)に新たな気づきを喚起し、「仮説検証」「試行錯誤」を支援する、様々な切り口からのデータ検索、分析機能を提供しています。
国内の大手・有名企業を始め、多くの導入実績を誇っています。
POSITIVE:グローバル&グループでの戦略的人財マネジメントを支援する統合HCMソリューション
POSITIVEは、企業グループ各社の専門性と多様性を活かすグループ統合の基幹人事システムで、人事・給与・就業管理、ワークフロー、タレントマネジメントの構築が可能です。
大規模運用が可能なシステム性能と高度な複数会社管理を実現するマルチカンパニー機能が評価されており、人事シェアードサービスの基盤システムにも多く採用されています。 ヒトに関する情報の統合管理を実現し、戦略的人財マネジメントを支援します。
日本企業のグローバル・グループ展開に最適なタレントマネジメント機能も特徴のひとつで、要員計画から報酬・処遇にわたる一連のプロセスの統合管理を実現します。
20年以上にわたりサービスを提供しており、業種・業態を問わず2,000社を超える導入実績があります。
Saba Cloud:次世代統合型人財育成ソリューション
Saba Cloudはタレントマネジメント・人事評価・教育/研修・採用・分析など、人財育成に関わるさまざまな機能を統合したソリューションシステムを提供しています。
人財育成、キャリア管理、評価が一体となって機能し、人財マネジメント全体を最適化します。 企業は優秀な人財の発掘と育成、企業戦略に応じた適材適所の配置が可能となり、人財を企業戦略の協力な中核資産として活用することができます。
Sabaは17年間に渡り、学習および人材管理テクノロジーサービスを提供しており、世界37言語195ヶ国、2,200社における3,100万人以上のユーザーをサポートしています。
アイコンテンツロイド:モバイル版のコンテンツが誰でもカンタンに作れる!
アイコンテンツロイドはeラーニング分野におけるサービスで、モバイル対応の教材コンテンツを誰でもカンタンに作ることができるツール(ソフトウェア)です。 制作したコンテンツはiPhone、iPad、Android(スマートフォン、タブレット)、PCで閲覧(学習)可能です 。
コンテンツは、ロールプレイ診断、電子マニュアル、聞き流しラーニング、eラーニング、電子本棚・電子書籍、フリップめくり、シミュレーション、パズル、簡易ホームページなど幅広く作成でき、アイデア次第で自社にあったコンテンツをつくることができます。
日本語、英語、中国語、外国語でのコンテンツ登録も可能で、学習管理機能も搭載しています。
ジンジャー:人事部を経営のセンターピンに
ジンジャーは、国内初人事向けプラットフォームサービスです。 低コストで、採用・勤怠・労務・人材管理など、人事業務を一気通貫でシームレス管理することができます。
ジンジャーを活用することで、ブラックボックス化されてきた人事データを「数値化」「可視化」でき、人事戦略の最適解を導き、人事業務のパフォーマンス向上、更には企業経営の支援が実現できます。
「採用管理」「勤怠管理」の機能において、1,000社の導入実績があり、「労務管理」サービスも6月よりリリースしています。
最後に
いかがでしたでしょうか。
企業における経営資源である「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の中で、人材不足や働き方の多様化など、特に「ヒト」の部分をどう活性化・有効活用していくかが、各企業悩まれている部分ではないでしょうか。
戦略的に人事業務を行うことが求められてきている中で、今回ご紹介したサービスなどをご参考としていただき、課題解決のヒントとなれば幸いです。