オンライン研修とは?研修を成功させるためのやり方や実践の流れを解説 | HR NOTE

オンライン研修とは?研修を成功させるためのやり方や実践の流れを解説 | HR NOTE

オンライン研修とは?研修を成功させるためのやり方や実践の流れを解説

  • 組織
  • 人材育成・研修

※本記事で紹介しているサービスの一部は、サービス提供企業様の広告として掲載しております。

従業員の能力やスキルの開発による企業全体の生産性向上は、人事担当者として考えなければならない大きなミッションであると思います。

しかし、「本社と地方の従業員のスキルの差が開き、地方の企業の生産性がなかなか上がらない」「せっかく研修を実施しているにも関わらず、社員の出席率が悪い」といった悩みを抱える人事担当者も多いのではないでしょうか。

このような中で、全国各地の従業員を公平に育成するために注目されている人材育成方法が「オンライン研修」です。

本記事では、「オンライン研修」について、

  • オンライン研修のメリット・デメリット、具体的なやり方
  • 自社でオンライン研修を実施するために必要なツール・システム
  • 外部に委託する際に活用できるオンライン研修サービス
  • 自社でオンライン研修を実施する場合の流れ

についてまとめました。ぜひ最後までご覧ください。

1. オンライン研修とは

オンライン研修とは、PCやスマホを通して、遠隔拠点や自宅でも受講可能な研修のことで、Webセミナーなどと呼ばれることもあります。

インターネット環境とパソコン、Web会議システムがあれば、どこでも、誰でも研修を受講できます。社内でオンライン研修を取り入れれば、地方支社の従業員も研修を受けることができるので、支社間で従業員の教育に大きな差が生じにくくなります。

また、本社周辺の支社の従業員も研修のために、本社に移動する必要がなくなるので、移動時間や交通費の負担を軽減できます。

オンライン研修には、以下の2つの種類があります。

他拠点参加型

会議室など、特定の場所に複数人が集まってオンライン研修を受けるスタイル

個別参加型

自宅やコワーキングスペースなどで、個別にオンライン研修を受けスタイル

いずれの場合も、実際に講師がいる研修会場と受講者がいる各拠点をインターネットで結び、手元のパソコンに表示される研修内容を確認しながら学ぶという点は変わりません。

オンライン研修は、コロナ対策の一環として多くの企業で導入されるようになりましたが、今後もオンラインを中心とした研修スタイルは継続されるでしょう。

オンライン研修の主な形式は、オンデマンド型・ライブ配信型の2つです。

研修内容や緊急度によって最適なオンライン研修の形式・内容が異なるため、いつも同じ研修方法にするのではなく、そのときに必要な研修のスタイルを見極める必要があります。

オンライン研修は対面よりも手軽、というイメージを持たれがちですが、受講者の反応や手応えを得られにくく、対面以上の効果を得られないケースも少なくありません。そのため、オンライン研修を導入した直後は1回あたりの参加人数を制限したり、各グループにファシリテーターを配置したりして、オンライン研修の課題把握に努めることが大切です。

オンライン研修を取り入れる場合は、多くの人員や時間が必要になることをあらかじめ承知しておきましょう。

2. オンライン研修のメリット

2-1. オンライン研修は受け方の自由度が高い

従来、集合型の研修は本社に出向き、研修を受講しなければいけませんでした。

場所によっては、本社に出向くのに往復で半日ほどかかるケースもあり、地方の支社に勤める従業員にとっては移動時間が長いことが課題となっていました。

これに対して、オンライン研修はPCやスマホなどのデバイスがあれば受講できるため、研修を受講するために移動する必要がありません。

また、遠隔拠点にいる従業員が研修を受けるためだけに移動する交通費、および会場のレンタル代や教材の印刷費用も必要ないため、経費削減にもつながります。

2-2. 研修を録画することで、後日視聴ができる

研修に参加できなかった従業員に、後日、研修の資料や議事録を送る場合もあると思います。

しかし、それでは資料をダウンロードして軽く目を通すぐらいで、内容の理解度や定着度が研修を受講した従業員より低いでしょう。

オンライン研修はライブ配信できるのと同時に録画することもできるので、後日、研修の録画データを参加していない人に送ることができます。

映像と音声で再度研修を受講できるため、研修内容の理解度が上がります。

2-3. 研修内容に関する質問をリアルタイムでしやすい

研修に多くの従業員が参加する場合、分からないことがあってもなかなか質問しにくい状況になることも多いでしょう。

しかし、オンライン研修ではチャットなどを通してリアルタイムに講師に質問を送ることができ、また、そのフィードバックを講師がインタラクティブに回答することも可能です。

匿名での質問も可能なため、質問をするハードルは低くなることが予想されます。

3. オンライン研修のデメリット

3-1. 受講者同士の交流が減る

研修は全国各地で頑張る従業員と会うことができる交流の場です。研修の副次的な効果として、従業員の仲間意識や組織を横断したネットワークづくりなどが期待できます。

しかし、オンライン面接の場合、どこからでも受講できるので、一箇所に集まる必要がありません。そのため、仲間意識やネットワークづくりの場が減り、集合型研修の副次的な効果は得にくいでしょう。

解決策としては、研修はオンラインでおこない、従業員同士の交流の機会は別につくることです。一年に一回全従業員が集まる総会やイベントを開催するなどを研修とは別に企画するとよいでしょう。

3-2. 従業員が研修を本当に受講しているのかわかりにくい

オンライン研修は、参加者が遠隔にいるため、研修を受講させる強制力が弱くなるとともに、研修内容の理解が進んでいるのかがわかりにくいというのが難点です。。

そのため、従業員が研修内容を理解しているのか測定するためのテストを実施すると良いでしょう。

また、学習状況を管理することができるeラーニングやLMS(学習管理システム)を活用することもおすすめします。

▼eラーニングやLMSについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

eラーニング/LMSの51種比較!特徴・料金・選び方|2024年最新版

3-3. 実習型の研修に不向き

研修には、他者の知識や経験を学ぶ講座型の研修と、学んだ知識を実際に活用してみる実習型の研修があります。オンライン研修は、PCやスマホを通して視聴するため、講座型の研修には向いていますが、実習型の研修には不向きです。

解決策としては、実習型の研修を実施する際は、研修受講者は支社ごとに集まって受講する方法が挙げられます。ロープレやグループワーク、ワークショップなど、相手がいればできるケースもあるので、集まって受講することをおすすめします。

また、近年では、VRを活用した研修で、実習をおこなっている企業も飲食店などを中心に増えています。VRのような最新のテクノロジーを導入してみてもいいでしょう。

4. オンライン研修の具体的なやり方

オンライン研修の実施方法は大きく分けると、2つあります。

1つ目は、社内の研修をWeb会議システムなどで配信するやり方です。

この場合、社内で研修のコンテンツをつくったり、社外から講師を呼んだりする必要があるため、すでに社内研修を実施している企業にはおすすめです。

もう1つは、社外の研修サービス(eラーニング)を利用するやり方です。

この場合、動画配信サービスが多いので、従業員が好きな時間に学ぶことができます。その反面、従業員に学ぶ意識がなければ運用に乗らないので、従業員の学習に対するモチベーション管理が必要になってきます。

オンライン研修を実施する際に役立つサービスやシステムは、後ほど紹介します。

5. オンライン研修成功の4つのコツ

オンライン研修を意味のある研修にするために実施しておくと良いことや、心得を確認しましょう。

5-1. 入念な事前準備をおこなう

オンライン研修は遠隔でおこなわれるため、機器トラブル・回線トラブルが起こることもしばしばです。

最悪の場合、研修の遅延や中止といった事態を招いてしまう恐れがあるため、余裕を持った事前準備をおこないましょう。

具体的には以下の項目が全てクリアされているか確認してみてください。

  • ネットワークの接続確認
  • PC・Web会議ツールの設定確認
  • カメラ・マイクの動作確認
  • 受講者へ集中できる環境での参加促進

5-2. 受講者の集中力を持続する工夫

オンライン研修は自宅で1人で受講するケースが大半です。

そのため、集中力を持続させるために、研修の進行に工夫する必要があります。

具体的には「話すテンポをよくする」「講義形式と参加者の発表を交互に交える」などメリハリのある進行を心がけることで研修の充実度や理解度を高めることができます。

また、研修時間にも配慮が必要です。1人で受講する場合は集中力の持続が難しいため、コンパクトなタイムスケジュールを作りましょう。研修が長時間になる場合は1時間ごとに10休憩を挟むなど、集中力を維持できるように努めましょう。

5-3. 双方向性のある研修設計

オンライン研修では対面の研修に比べて、受講者の反応がわかりにくくなってしまいます。

そのため、一方通行なコミュニケーションにならないような工夫も重要です。

例えば、「途中でクイズを挟む」「グループワークの時間を設ける」などの機会を設けるのが一般的です。

さらに「リアクションボタンを使ってみる」「マイクやカメラのオン・オフを受講者に操作してもらう」などのテクニカルトレーニングを実施したり、「顔出し受講を義務化する」のも有効でしょう。

オンライン研修成功のコツ・ポイントは以下の記事でさらに詳しく解説しています。ご興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

【保存版】オンライン研修を成功させるために必要なポイントを「準備・研修中・研修後」にわけて解説

5-4. オペレーターを配置する

オペレーターとは、研修の進行をサポートする人です。特に、オンライン研修を導入するのが初めてという場合は、PCやWeb会議システムの操作に慣れた人を配置しましょう。
何らかのトラブルで研修が受けられないとなれば、企業・従業員にとって損失となります。研修の内容やタイムスケジュールを把握したオペレーターを配置することで講師も受講者も安心して研修に取り組め、ディスカッションなどを含む研修でも円滑に進行できるでしょう。

6. オンライン研修を実施する際に役立つサービス

オンライン研修を実施する際に使用するサービスやシステムの選定にあたっては、まず自社の状況に応じてサービスを比較検討することが最も重要です。

「社員にどのようなスキルを取得して欲しいのか」「導入までのスケジュールはどのようにしたいのか」など、あらかじめスケジュールや目的を決めてからサービスを比較検討しましょう。

ここでは、手軽にオンライン研修を始めたい方に向けて、eラーニング系のサービスを中心にご紹介します。

eラーニング系のサービスは自社で研修コンテンツを作成する必要が無いものも多く、

  • 現在、内製での研修を実施できていない
  • オンラインでの研修用に作られているコンテンツを従業員に受けさせたい
  • システム上で従業員のスキル管理もおこないたい

といった企業におすすめとなっています。

Schoo for Business:導入社数4,000社以上の定額制オンライン研修サービス

 

Schoo for Businessは、導入社数4,000社以上、8,500本以上の動画学習コンテンツを提供する国内最大級のオンライン研修サービスです。

新入社員研修・階層別研修・職種別研修といった多様な研修に対応しており、ビジネススキルからITスキルまで業界の第一線で活躍するプロフェッショナルが講師となって教えてくれます。

また、社員の受講状況はリアルタイムで可視化でき、結果のCSVダウンロードも可能です。

1ID:1,650円からとトライアルしやすい料金体系で、無料でデモアカウントの発行も可能となっています。

提供会社:株式会社Schoo
URL:https://schoo.jp/biz/

ジンジャーeラーニング:e-ラーニング・Web研修・効果測定など教育関連業務を効率化する人事サポートシステム

ジンジャーeラーニングは、教育・研修の専門部隊によって制作されたこだわりコンテンツを受講できる人事サポートシステムです。

コンテンツはトレンドや法改正あわせて毎月追加・更新され、マルチデバイス対応型なので、いつでもどこでも受講することができます。

また、受講ステータスのリアルタイム確認や未受講者へのメールアラート、確認テストなど、適切な受講管理を実現する仕組みが充実しています。

1ID:500円、追加費用なしで、必要な分の研修コンテンツを受講することができます。

提供会社:jinjer株式会社
URL:https://hcm-jinjer.com/e-learning/

LearnO:e-ラーニングが初めてのユーザーもストレスなく学習できるスマートな操作をコンセプトにおいたeラーニングシステム

LearnO(ラーノ)は、月額4,900円から利用できるeラーニングシステムです。

オンラインでの研修受講ができるのはもちろん、受講者間のコミュニケーションを取る機能も充実しています。

eラーニングが初めてのユーザーでもストレスなく学習できるスマートでシンプルなわかりやすい学習画面が特徴で、パソコン・タブレット・スマートフォンなど利用端末を選ばずに利用することができます。

また、受講者の行動や傾向を把握し、行動ログから成績との因果関係を解析することで、より良い学習スタイルの確立を促すことができます。

提供企業:Mogic株式会社
URL:http://learno.jp/

バヅクリ:オンラインでも社内コミュニケーションを活性化

バヅクリは、オンラインで社員同士の関係構築を支援するチームビルディングサービスです。

単純なスキルや能力を得るための研修を提供するのではなく、テレワーク・リモートワーク環境下でも、社員同士が楽しみながら横の繋がりを作ることができる機会としての研修を提供しています。

社員が仕事に対してモチベーションを持って取り組むことができるだけでなく、会社の魅力を実感することでエンゲージメント向上にも貢献することができます。

50種類以上のプログラムから自社のニーズに合ったものを選択できるため、参加者の満足度が97%と非常に高いことも特徴です。

提供企業:プレイライフ株式会社
URL:https://buzzkuri.com/

MENTER:マンガ形式のDX人材育成サービス

MENTERは、動画とチャットで手軽にデジタルスキルを習得できるオンライン学習サービスです。実際の業務に直結するITスキルを0から体系的に学べるよう構成されたカリキュラムを用意。1レッスン5~10分ほどのコンテンツで構成されているので、従業員がPC/スマホ等で隙間時間に簡単に学ぶことができます。

また、定期的にテストを実施することで、一人ひとりのスキルチェックをおこなうことも可能です。

提供会社:WHITE株式会社
URL:https://menter.jp/

Pholly(フォリー):教育機関向けLMS兼コミュニケーション型授業支援システム

Pholly(フォリー)は、月額20,000円から利用できる教育機関向けのeラーニングシステムです。

動画配信やレポート課題の提出、アンケート回答などを一括で管理できるだけでなく、教員と学生が双方向でコミュニケーションを取ることができるSNSのようなツールとしての利用も可能です。

また、煩雑になりがちな出席の受付・集計・管理も自動化でき、教員はもちろん学生も自身の出席状況の確認を簡単におこなうことができます。

提供企業:Mogic株式会社
URL:https://pholly.jp/

KaWaL:楽しく学び、仕事で使える。「課題」取組み型eラーニング

KaWaLとは、「課題」に取り組みながら、楽しく視聴できる新しい映像学習を提供するeラーニングシステムです。

人財育成のプロが本当に必要なビジネススキルだけに絞ったカリキュラムのみを提供することにより、無駄を省き、効率的な学びを支援します。

コンテンツの学習進捗状況の確認や受講者のグラフ、成績データの可視化が可能です。

創業以来、100万人以上の若手の成長を支援してきた豊富な実績がある。

1IDから発行可能で、月額880円(税込)/IDで利用可能です。

提供会社:株式会社チェンジ
URL:https://biz.change-jp.com/LX/lp/kawal.html

LEC企業向けeラーニング研修:約300講座から自由に選べる!カスタムやオーダーメイドにも柔軟に対応可能

LEC企業向けeラーニング研修は、40年以上にわたる国家資格受験指導ノウハウを盛り込んだ約300のオリジナルコンテンツを有し、うち法務96講座・会計44講座と専門教育に細やかに対応します。

毎年1回の法改正対応を含めたコンテンツ改訂を実施し、高い品質を維持。対象者10名程度でもご利用可能です!

貴社内の規則やオリジナル事例を盛り込んだカスタマイズにもスピーディに対応可能です。

提供会社:株式会社東京リーガルマインド
URL:https://partner.lec-jp.com/biz/elearning/

LDノートライブラリ:豊富なケーススタディが揃った管理職向け学習サービス

LDノートライブラリはリーダーシップ執る管理職やキャリア形成に悩む方向けた、ケーススタディを基にしたデジタルブックです。

これまでに発刊されているケース数は1,300を超えており、管理職に求められるリーダーシップに関するノウハウを学べるツールとなっています。

ケーステーマは毎月更新され、お申込みいただくとすぐに最新の150本のケーススタディをPCやスマートフォンなど複数のデバイスで見ることができます。

公開されているケーススタディは12のカテゴリに分類されているだけでなく、検索機能も備わっているため、見たいケーススタディをすばやく探し見ることが可能です。

提供企業:株式会社キャリアクリエイツ
URL:https://www.ld-note.com/d-lib/

GLOBIS オンライン企業内研修:充実した個人学習とディスカッションを組み合わせた最新の教育メソッド

GLOBIS オンライン企業内研修は、反復学習によって高い定着率をほこるオンライン研修サービスです。

①個人学習②ディスカッション③振り返りの3段階を通して、高い学習効果を得ることができます。

提供会社:株式会社グロービス
URL:https://gce.globis.co.jp/service/online/gce/

Biz CAMPUS Online:導入実績No.1の定額制社員研修

Biz CAMPUS Onlineは、全国どこでもオンライン動画で受講できるストリーミング配信サービスです。

講師による一方的な講義だけではなく、ワークショップの様子や実際のビジネスで想定されるシーンの再現動画なども取り入れており、リアルな研修さながらの学びを体験することができます。

提供会社:ALL DIFFERENT株式会社
URL:https://www.learningagency.co.jp/service/bco/

AirCourse:受け放題の動画研修がついたeラーニングシステム(LMS)

AirCourse(エアコース)は、受け放題の動画研修がついたeラーニングシステム(LMS)です。

自社オリジナルコースも簡単に作成・共有が可能で、管理機能も充実しています。

また、教育履歴や結果を一元管理できることで負担軽減が望無ことができ、月額200円/名〜で利用可能です。

提供会社:KIYOラーニング株式会社
URL:https://aircourse.com/

Leaf:年間2万回の研修を実施するインソースが提供するLMS

Leafは年間20,502回の研修を実施するインソースが提供する社員教育システムです。

動画等のデータ格納容量、eラーニング・テスト回数、同時接続数は全て無制限で追加料金不要で利用することができます。

提供会社:株式会社インソース
URL:https://www.insource.co.jp/it-tool/lms-leaf-merits.html

Generalist®/LW:東芝が提供するeラーニングクラウドサービス

Generalist®/LWは東芝が提供する初期費用0円で利用可能なeラーニングクラウドサービスです。

月額100名 2万円から使うことができ、Webで申し込み後、最短1営業日で利用が可能です。

また、コンテンツごとに個別で購入・利用も可能です。

提供会社:東芝デジタルソリューションズ 株式会社
URL:https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/business-ict/gene-lw.html

GROWING MOBILE(グローイング・モバイル):コストと時間を大幅に削減する人財育成モバイルツール

GROWING MOBILEは、社内コンテンツを一元管理しながら組織のコミュニケーションを促す人財育成クラウドツールです。

マニュアルや経営理念などのコンテンツ設計と運用をプラットフォームで一元管理できます。

「仕事の基礎力」や「リーダー基礎」などの約3,000問のクイズと短編動画でいつでもどこでも学習できます。

個々の閲覧状況やテスト結果の管理も簡単で、学習成果を客観的に分析し把握することでチーム力の向上が目指せます。

提供会社:株式会社ホスピタリティ&グローイング・ジャパン
URL:https://ga-mb.com/

7. オンライン研修サービスを利用する前に知っておくべきポイント

オンライン研修に社外の研修サービス(eラーニング)の利用を検討している方も多いのではないでしょか。ここでは、オンライン研修サービスを利用する前に知っておきたいポイントを紹介します。

7-1. オンライン研修サービスのメリット

オンライン研修サービスのメリットには以下のようなものが挙げられます。

  • スマホ・PC・タブレットなど、受講方法が豊富
  • 受講状況を把握できる
  • コンテンツ数が豊富で、自社オリジナルのコンテンツを作成・追加できる
  • 情報漏えい機能が備わっている

オンライン研修のデメリットとして、受講者の出席率や理解度の低下があります。しかし、オンライン研修サービスには、受講者と非受講者を一覧で確認する機能が備わっています。また、理解度を確認するテストを実施し、再受講や再試験の対象者にリマインドする機能を備えるサービスも人気です。

また、オンライン研修サービスの最大のメリットとして、豊富な教材を取り扱っていることが挙げられます。コンプライアンス教育やIT教育、ビジネススキル教育など、人材教育に不可欠なコンテンツが利用でき、自社研修の負担を軽減することが可能です。中には、複数のコンテンツをセットで利用できるコースや、自社の教材をコンテンツに追加できるサービスもあります。

オンライン研修サービスに自社教材を追加する場合に懸念されるのが情報漏えいですが、情報漏えい対策を講じたサービスもあります。たとえば、教材ごとに利用者をIPアドレスで制限したり、動画をストリーミング配信してダウンロードを防いだりすることも可能です。

7-2. オンライン研修サービスの種類

オンライン研修サービスには3つの種類があります。それぞれの特徴を紹介するので、検討の際の参考にしてください。

オンライン研修サービスの種類

概要や特徴

汎用性の高いサービス

  • 幅広い内容の研修を受講させたい場合に向いている
  • ITスキル、ビジネススキルなど

必須研修向けのサービス

  • 専門性の高く、法改正などの影響を受けやすい内容の研修を受講させたい場合に向いている
  • コンプライアンス研修、情報セキュリティ研修など

教材作成や管理機能に優れたサービス

  • 自社研修を活かしたい場合に向いている
  • PDFなどの教材に限らず、音声や映像などを作成・追加できる

7-3. オンライン研修サービスの選び方

オンライン研修サービスには実にさまざな商材があります。自社に最適なサービスを選ぶ際のポイントは以下の通りです。

  • 自社の業種や業態に合っているか
  • コンテンツが充実しているか
  • 操作が簡単で運用しやすいか
  • 費用対効果はどうか

特に注意すべき点は、コンテンツの充実度です。自社の研修に必要なコンテンツが揃っているか、数はもちろん情報の鮮度や質も確認しましょう。
また、自社で教材を作成・追加することを前提にサービスを利用する場合は、使い勝手のよさも重要なポイントです。なお、オンライン研修サービスは主に従量課金制なので、受講人数がわかればおおよそのコストを試算できます。掛かる費用と得られる効果を比較し、本当に利用する価値があるのか、費用以上の効果を得られるのかを検討してから選びましょう。

8. Web会議システム4選|社内で研修を内製している企業は「Web会議システム」の導入も!

既に内製で研修を実施している企業は、Web会議システムを活用して研修を実施するケースも多いのではないでしょうか。

ここでは、社内で研修を内製している企業に向けて、おすすめのWeb会議システムをご紹介します。

Web会議システムは、オンライン研修以外にも、社内会議、オンライン面接、Web説明会など、さまざまな用途で活用することができます。

  • 既に内製の研修があるので、費用を最小限に抑えたい
  • 自社で研修を実施することでノウハウを溜めたい
  • 研修以外の場面でも遠隔拠点とコミュニケーションを取りたい

といった企業は、使いやすいWeb会議システムを導入することも検討してみましょう。

Zoom Meetings:リアルタイムメッセージングとコンテンツ共有が可能なWeb会議

Zoomはどのデバイスでもミーティングの開始、参加、コラボレーションを簡単にできるWeb会議ツールです。

URLをクリックするだけで、簡単に誰でも会議に参加することができます。また、通信も比較的安定しているため、とても使いやすいツールです。

ただし、3人以上でミーティングをする場合、最大で40分までの制限時間があるため、長時間に及ぶミーティングをする場合は、有料プランへの加入が必要です。

提供会社:Zoom Video Communications, Inc.
URL:https://explore.zoom.us/ja/products/meetings/

Google Meet:誰でも好きなデバイスから利用できるWeb会議ツール

Google Meetは会議を設定してリンクを共有するだけで会議を開催できるので、チームメンバー、クライアント、顧客が適切なアカウントやプラグインを持っているかどうか心配する必要なく利用することができます。

大きな特徴として、カレンダーの予定やメールの招待状から会議に直接参加できます。

提供会社:Google LLC
URL:https://apps.google.com/intl/ja/meet/

Microsoft Teams:会議、チャット、通話、共同作業をすべて 1 か所で。

Microsoft Teamsは会議、チャット、通話、共同作業をすべて1か所で行うことのできるツールです。

Microsoft365をはじめとするマイクロソフトの様々なサービスと連携が可能です。

また、最大10000人の大規模ライブイベントが可能です。セキュリティ対策をしっかりしている点も特徴です。

Live On:スマホやタブレットで「いつでもどこでも」Web会議

Live Onは、離れた拠点とインターネットを通じて映像・音声のやり取りをおこなうコミュニケーションツールです。

クリアな音声となめらかな動画映像により、快適なオンライン研修を実現できます。また、各機能の操作方法が簡単です。

提供会社:ジャパンメディア株式会社
URL:https://www.liveon.ne.jp/

9. Zoomを活用したオンライン研修の具体的方法と受け方

では、実際にWeb会議システムを使ったオンライン研修のやり方についてご紹介します。

今回は、Web会議システム『Zoom Meetings』を活用して、オンライン研修を実施する際の流れについて詳しく解説します。

STEP1|ルームの作成

まず、ホーム画面にある、「スケジュール」ボタンを押して、研修用の新しいミーティングを作成します。

ミーティング名とパスワードを設定すれば、ミーティングの作成は完了です。

  • ミーティング名 : ミーティングの名前を設定します
  • ルームID : 任意で設定することができます
  • オーディオ : ミーティング内のオーディオ使用を設定できます
  • ビデオ : ミーティング内のビデオ使用を設定できます
  • セキュリティ : ミーティング内に入るパスコード、待機室の設定ができます

STEP2|ルームのURLを研修の参加者に共有

次に、ルームのURLとパスワードをオンライン研修の参加者にメールやチャットで共有します。

上記画像の赤枠にあるURLをコピーして共有することができます。

STEP3|PCで研修風景を映す

研修当日は、PCのカメラで研修風景を映し、参加者が研修を見ることができるようにします。

注意点としては、カメラやマイクが初期設定時にOFFになっているケースがあることです。

遠隔でオンライン研修を受講している従業員には、研修の開始時に「画面は見えているか」「声は聞こえているか」の2点を確認する必要があります。

STEP4|研修を録画してデータを共有する

オンライン研修でWeb会議システムを活用すると、実施した研修を録画しておくことができます。

Zoom Meetingsでは、画面の下に「レコーディング」ボタンがあるので、それを押せば録画が始まります。

研修が終了し録画を停止させたい時は、同じ場所のボタンを押すだけで、Zoom Meetingsのクラウド上、またはPCのローカルストレージ内に録画データが自動で保存されます。

この録画したデータを社員に共有することで、研修の振り返りをおこなうことができるでしょう。

10. オンライン研修を積極的に実施して生産性・業務効率のアップを図ろう!

  • オンライン研修のメリット・デメリット、具体的なやり方
  • 自社でオンライン研修を実施するために必要なツール・システム
  • 外部に委託する際に活用できるオンライン研修サービス
  • 自社でオンライン研修を実施する場合の流れ

についてまとめました。

オンライン研修は、手軽に導入できる反面、オンラインならではの難しさもあります。しかし、オンライン研修が充実すれば、企業の生産性や業務効率のアップが可能です。

オンライン研修を検討している人事担当者は、一度Web会議システムやオンライン研修サービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

人事業務に役立つ最新情報をお届け!メールマガジン登録(無料)

HR NOTEメールマガジンでは、人事/HRの担当者として知っておきたい各社の取組事例やリリース情報、最新Newsから今すぐ使える実践ノウハウまで毎日配信しています。

メルマガのイメージ

関連記事

自己顕示欲とは?承認欲求との違いや強い人の特徴・接し方を解説

自己顕示欲とは?承認欲求との違いや強い人の特徴・接し方を解説

「自己顕示欲とは?」 「自己顕示欲の強い従業員とどう接したらいい?」 上記の疑問をお持ちではありませんか。 自己顕示欲は、「自分をよく見せたい」「他人に褒められたい」と思う欲求のことで、大小は違えどだれもが持っているもの […]

  • 組織
  • タレントマネジメント
2024.11.18
HR NOTE 編集部
事例紹介⑥:アフラック生命保険株式会社|人事ができる“仕事と介護の両立”支援の実践ポイント♯12

事例紹介⑥:アフラック生命保険株式会社|人事ができる“仕事と介護の両立”支援の実践ポイント♯12

本連載ではここまで、効果的な仕事と介護の両立支援の取り組み方として、経済産業省「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン」のステップに沿って、それらの具体的な取り組み方法について解説してきました。 第7回~第1 […]

  • 組織
  • ダイバーシティ&インクルージョン
2024.11.18
松野天音
事例紹介⑤:株式会社日立製作所|人事ができる“仕事と介護の両立”支援の実践ポイント♯11

事例紹介⑤:株式会社日立製作所|人事ができる“仕事と介護の両立”支援の実践ポイント♯11

本連載ではここまで、効果的な仕事と介護の両立支援の取り組み方について、経済産業省「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン」のステップに沿って、具体的な取り組み方法について解説してきました。 第7回~第12回ま […]

  • 組織
  • ダイバーシティ&インクルージョン
2024.11.15
松野天音
DE&Iの問題を可視化するための4つの視点

DE&Iの問題を可視化するための4つの視点

多様性(ダイバーシティ)を包摂(インクルージョン)すること、さらにインクルージョンの実行性を高めるために、多様な違いによる不均衡を取り除いた先にある公平性(エクイティ)の考えを取り入れた「DE&I」を基本戦略にす […]

  • 組織
  • ダイバーシティ&インクルージョン
2024.11.13
HR NOTE 編集部
事例紹介④:株式会社テレコムスクエア|人事ができる“仕事と介護の両立”支援の実践ポイント♯10

事例紹介④:株式会社テレコムスクエア|人事ができる“仕事と介護の両立”支援の実践ポイント♯10

第6回までは、効果的な仕事と介護の両立支援の取り組み方として、経済産業省「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン」のステップに沿って、それらの具体的な取り組み方法について解説してきました。 今回の第7回~第1 […]

  • 組織
  • ダイバーシティ&インクルージョン
2024.11.12
松野天音

人事注目のタグ