皆さんは仕事をする上で、働き方や、後輩のマネジメントに悩んでいらっしゃらないでしょうか。
また、経営者や管理職などになってくると、会社のお金の使い方や、経営方針などに不安になってしまうこともあるかと思います。 悩めば悩むほど頭の中の思考回路は複雑になってしまい、決断に時間がかかってしまってなかなか作業が進まないかとおもいます。
そんなときは、休日や仕事からの帰宅後に少しでも時間を作って、働き方や、思考転換ができる映画を見る時間を作ってみてはいかがでしょうか?
今回はそんな働く方に見てほしい、思考回路の転換ができたり決断力にエンジンを掛けれるような映画をHR NOTE編集部でまとめてみました!
経営者や起業家になりたい方にみていただきたい映画まとめ
今回の記事ではご紹介する映画を4つのカテゴリーに分けてご紹介していきます。 決して、経営者だけではなく、すべての働く方々、そしてこれから就職をする学生たちにもぜひ見ていただきたいおすすめ映画ばかりです。
週末にこれらの映画を見ることで、週明けからの仕事への気の入り方がかなり変わってくるのではないでしょうか。
気になったら、すぐにチェックしてTSUTAYAへ足を運ぶか、NETFLIX、huluなどに登録をして、意味のある週末ライフを過ごしましょう!
起業家に見ていただきたい映画
ソーシャルネットワーク(2011年公開)
いわずと知れた全世界の月間ユーザー数15億人を超えるSNSサービス「Facebook」を立ち上げ、現CEOでもあるマーク・ザッカーバーグを描いたノンフィクション作品です。
ハーバード大学の学生であったマーク・ザッカーバーグは女性に振られたことを腹いせに学内のサーバーをハッキングし「Facemash」という女性の顔写真を利用したサイトを立ち上げます。
このサイトがきっかけとなり現在の「Facebook」が立ち上がるきっかけとなり、ここまでの「Facebook」の成長ぶりが描かれています。
学生時代のひょんなきっかけから億万長者になった実業家であるマーク・ザッカーバーグの生き方や考え方を知るためにはこの映画を見れば納得いくこと間違いないかもしれませんね。
起業することへの野心なども湧いてきて、仕事への取り組みも大幅にアップするかもしれません。
スティーブ・ジョブズ(2015年公開)
iPhone、Macbookなど、数々の製品を生み出してきたアップル社の共同設立者スティーブ・ジョブズの生き様を描いたノンフィクション映画です。
経営者、起業家というジョブズにフォーカスを当てているだけではなく、プレゼンテーションの天才とも呼ばれていたジョブズの84年のMacintosh、88年のNeXT Cube、98年のiMacの新作発表会にフォーカスを当てた作品です。
とにかく討論をしているシーンが多く、共同設立者であるウォズニアックとの会話シーンは圧巻させられます。
作中でおこなわれるような討論がアップル社の戦略や経営方針を生み出し今現在のアップル社があるのだと、多くの気付きを得られること間違いなしです。
陽はまた昇る(2002年公開)
今はもう目にすることがないVHS、いわゆる家庭用ビデオテープを開発し、企画競争を勝ち取った日本ビクターの実話をもとにした映画です。
ビデオ事業が当たれば5,000億になるといわれていた高度経済成長期の日本で、業界8位のビクターが家庭用ビクターテープの開発に着手します。
主人公である開発部長の加賀谷は、競合であるソニーの30分の録画再生テープ、「ベータマックス」の発売の発表に焦りを感じるが、2時間の録画再生ができるVHSの開発にひたむきに走り出します。
松下電器(現パナソニック)の松下幸之助も役の登場するので、起業、経営のノウハウなど学ぶべきことが多くある映画です。
経営者に見ていただきたい映画
エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?(2006年公開)
2001年に経営破綻をした、天然ガスのパイプライン会社のエンロンが破綻するまでが描かれたドキュメンタリー映画です。
当時、160億ドルの負債を抱え、アメリカ史上最大の破綻とよばれた裏側では何が起こっていたのか、経営にどのような失敗を犯してしまったのかが鮮明に描かれています。
子会社を利用して粉飾決算がウォール・ストリート・ジャーナル似て報じられたことを機に会社が傾きかけたエンロン。お金儲けを最優先にしてしまった企業、経営者のエゴが垣間見れる作品になっています。
経営に近いポジションで仕事をしている方、または経営に携わっている方に一度は見ていただきたい映画です。この映画を反面教師として、誤った経営をしないように進めていただきたいですね。
県庁の星(2006年公開)
織田裕二さん扮する上昇志向が強いエリート県庁職員が、民間企業のの知恵を学ぶために三流のスーパーに半年間派遣される物語です。
柴咲コウ演じるスーパーのアルバイト店員という点で、国内では人気のあった映画になります。ただ、キャストがよかったからおすすめしたい映画というわけではありません。 この映画における民間企業のスーパーと、派遣されている県庁職員は、企業と経営コンサルタントのような関係性にあるということがおすすめしたい理由の一つです。
経営を進めていく中で、企業の得手不得手な部分をコンサルタントが第三者の視点から業績アップや企業の仕組みの改善をしていきます。地方の小さな中小企業や、都心部の大きな企業で働く方や、経営社や社外の方と仕事をされることが多い方はぜひ一度見てみてください!
ザ・エージェント(1996年公開)
スポーツ・エージェントの仕事をしているトム・クルーズが演じるジェリー・マグワイアは金儲けのことを考える会社に疑問を感じ、クライアントを減らしクライアント一人ひとりと向き合うことを大事にしていきます。
会社の方針を無視したマグワイアは独立して一人のNFLの選手ロッドを請負います。 ロッドのために頑張り続けるマグワイヤとの人間関係や、その二人の成功までを描くヒューマンドラマです。
お金儲けだけでなく、社会的な貢献を考えて経営を進めていくためにも、この映画をみることで「本当に大事にしなければいけないもの」が見えてるのではないかと思いす。
マネジメントに悩んだときに見ていただきたい映画
マネーボール(2011年公開)
経営向けの映画にするかどうかで迷いましたが、私個人的にマネジメントに役立つ知識になると思い、マネジメント向け映画にノミネートさせていただきました。
ストーリーとしては弱小野球チームを改革して、負けないチームを作っていくというサクセスストーリー。実在する大リーグ球団オークランド・アスレチックスの元ゼネラルマネージャーであるビリー・ビーンを題材にチーム改革を描いていく様子を主演&制作ブラッド・ピッドがおこなっています。
ビリーは野球のチームマネジメントに統計学を取り入れ、出塁率、打点率、等のデータを活用しチームの構成をおこなっていきます。マネジメントや社員の配属などにおいて、社員の適性を見極めて適切な部署に配属をしたり、教育をおこなうという点において、学びのある映画ではないでしょうか?
もし高校野球部のマネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら(2011年公開)
小説にもアニメにもなっている「もしドラ」は多くの方がご存知ではないでしょうか。経営学の父と呼ばれるドラッカーの著書「マネジメント」を読んだ野球部マネージャーが、弱小チームを見事に成長、改善させていく物語です。
初めて見る方にとっては、「経営のマネジメントが高校の野球部に活かされるのか!」という驚きが隠せないと思います。ドラッカー論がわかりやすく体現されているので、「マネジメント」を読んで落とし込めていない人にも最適な映画だと思います!
部下のマネジメントや組織のマネジメントをされている方にご覧になっていただきたい映画です。
マイレージ・マイライフ(2009年公開)
リストラをするコンサルタントでアメリカを1年のうち322日も飛行機で飛び回る主人公はジョージ・クルーニー演じるライアン。
見知らぬ人間をいきなりリストラをするという職業上、疲れも多ければストレスを感じる日々を過ごすライアン。しかし、彼の唯一の楽しみは仕事をプロとしてこなすことで飛行機のマイレージを貯めていくことにありました。
生活に一瞬の隙きもなく、無駄な時間をつくらずに過ごし、教育をしなければいけない後輩社員にも的確にマネジメントを続けていきます。ただ仕事にしか目を向けていなかったライアンが、今まで目をそらして避けてきた、家族や、恋愛、友人関係などを見つめ直して感じだした、人間関係の重要さ。
家族や、恋愛に目を向けると今までの生活から失うものもあれば、得られるものもある。そんな思い通りに人生は進んでいかないということを感じることができます。
部下やグループのマネジメントにおいても、生活と仕事のバランスを上手く保ちながらおこなうのが大切なんだなと感じられる良い作品だと思います。
金融や株に関して勉強ができる映画
ウォールストリート(2010年公開)
1987年に公開された「ウォール街」の続編作品です。 ジェイコブというエネルギー事業を行うベンチャー企業の支援をおこなう1人の若い証券マンが主役の映画です。
ニューヨークのウォールストリートで繰り広げられる、金融や株絡みの事件を中心に物語が展開していきます。ある会社の株価の暴落が経営者を自殺へと追い込み、その黒幕を相手にジェイコブは壮絶なマネーゲームを繰り広げていきます。
金融用語が多く用いられるので、最初はわからないことも多いかと思いますが、見ていくうちにかなりの勉強になること間違いありません。
ウルフ・オブ・ウォール・ストリート(2014年公開)
実在するジョーダン・ベルフォートという26歳で年収49億を稼いだ株式ブローカーの詐欺方法や、莫大な資金を使って豪遊をして過ごしていった実話をもとにつくられた映画です。
ジョーダン役を演じたのはレオナルド・ディカプリオで、金、ドラッグ、セックス、欲に溺れたジョーダンの凄まじいライフスタイルが話題となりました。
金融系の映画ではありますがここで注目していただきたいのは、売り込みの電話のかけ方がすごいということです。セールススキルを上げたい方にもぜひ見ていただきたい作品の1つです。
ジョーダンが実際に執筆した「ウォール街の狼が明かす ヤバすぎる成功法則」では、人の心をつかむには声のトーンとボディーランゲージが言葉がもつ意味よりも重要であると書かれています。
それを体現した映画なので、著書と映画どちらも見ればスキルアップにつながるかもしれません。
最後に
いかがでしたでしょうか?
ご紹介した映画の中には実話をもとに描かれた映画や、小説ベースの映画など色々とありますが、どの映画も働く上でモチベーションアップにつながったり、働き方を考えさせられたりするものばかりです。
経営者、部長職、一般職など、それぞれのポジションに応じて映画を見る視点が変わって来ると思うので、見た後の感想はさまざまだとは思います。
週末や帰宅後などの空いた時間で2~3時間の時間をつくれるのであれば、まだ見たことのない作品に目を通してみてはいかがでしょうか。 週明けの仕事に向き合う姿勢が変わったり、今後の働き方やキャリアプランなどを見つめ直したりといいきっかけになるかもしれません。