なぜスーパーマンは大田区の中小企業を選んだのか|20代女性社長の右腕となるハイスペック人材を採用できた理由 |HR NOTE

なぜスーパーマンは大田区の中小企業を選んだのか|20代女性社長の右腕となるハイスペック人材を採用できた理由 |HR NOTE

なぜスーパーマンは大田区の中小企業を選んだのか|20代女性社長の右腕となるハイスペック人材を採用できた理由

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こんにちは!HR NOTE編集長 根本です。

先日リクルートキャリア主催の『GOOD AGENT AWARD 2016』に参加させていただきました。年に1度開催される転職エージェント業界最大の式典で、100近くのエージェントによる転職支援の事例がエントリーされており、「求職者・企業への踏み込み度」「協働性」「新規性」の3つの軸より審査をおこない、その中から5組のエージェントが金賞を、3組のエージェントが特別賞を受賞されています。

今回は、その中で株式会社プロフェッショナルバンクの近藤氏の事例を紹介します。とある中小企業が、経営者の右腕となるような30歳前後の優秀な若手人材を募集していましたが、他社に比べて知名度や提示条件が大きく見劣りしており、採用に苦戦していました。そのような厳しい条件の中でも採用成功ができた事例になります。

近藤様_プロフィール

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近年、急速に進むDXに対応するため、各企業でIT人材不足を解決することが不可欠となっています。しかし、IT人材を採用することは年々難しくなっているため、自社社員にIT教育をおこなう「リスキリング」に注目が集まっています。

中には、

  • リスキリングの重要性は理解しているが、具体的な取り組み方が分からない
  • 実業務が忙しく、リスキリングは後回しになっている

というような方も多いのではないでしょうか?

本セッションでは、「リスキリング」の基本的な考え方から、各企業の先進的な事例まで、専門家・行政・企業のそれぞれの視点から具体的なノウハウをご紹介します。

セッション視聴後、すぐに実践できる内容となっているので是非お申し込みください!

採用難が続く20代女性社長の中小企業に、右腕となるハイスペック人材がジョイン!

【概要】

クライアントは精密工具の製造販売を海外展開する中小企業。急遽社長を務めることになった3代目女性社長は、一層の海外展開や組織力強化を推進するため、右腕となる外部人材を熱望していたが採用難が続く。そんな中、事業企画や海外に携わることを望むハイスペックな男性の採用に成功。仕事の将来性、働く環境・仲間を面談や1日見学を通して転職前に体感する仕掛けなどを通じて、年収ダウンのハードルを超えてマッチングを成功。

将来の取締役候補として、若手で優秀な方を採用したいが採用に苦戦

近藤氏:とある大田区の中小企業であるA社の20代女性経営者から相談をいただきました。
彼女は直近まで外資系のコンサルに勤めていた方で、その彼女が会社の経営者として変革を実行している中での依頼でした。グローバル進出をどうしていくか、優秀な人材が流出してしまう、その影響で従業員のモチベーションが低下してしまう、そういったさまざまな課題がある中で、「課題解決に向けて、近い将来の取締役として若手で優秀な方を採用したい」そのような内容でした。

求める人物像は、以下のように文字通り30歳前後の若手のスーパーマンでした。

  • 有名ホテルのコンサル出身者
  • 経営感覚がある
  • 海外の現地の交渉もあるので、ネイティブレベルの英語力
  • 40代や50代の方のマネジメントができる素養がある

そしてそのような方を、550万円から650万円で採用したいというオーダーでした。

社長様はすでに各エージェント、友人知人に声をかけておりましたが、完全に八方ふさがりの状態でした。私もこれは厳しい条件だと思いました。しかし社長様より、これまでの経営について、今後の経営のビジョンについて、いろいろお話いただく中で、今回の採用が非常に肝であるにも関わらず、それが実現できていない悔しさを聞いて、何とかしてあげたいという気持ちが込み上げてきました。

二人三脚で本気の採用をしていく中、出会ったB氏

近藤氏:そこで私からスペックの変更や年収面の条件の変更を依頼しました。しかし、スペックの変更はできないとのことでしたので、「採用に対するスタンスを変えていきましょう、私と一緒に二人三脚で本気の採用をしましょう」といった、ソフト面のリクエストをしました。

本気の採用とは、

  1. 私がご紹介する候補者全員にお会いしていただく
  2. 「選考するのではなく採用する」口説くのではなく、候補者に納得していただくように話をしてもらう
  3. 候補者の希望にはできるだけ対応するように努力をする

「社長様のオーダーに合う候補者を本気で探してご紹介します。一緒に頑張りましょう」といったところからのスタートでした。

この案件に関して、私は80名の候補者の方とインタビューしました。そこから16名の方をご紹介することができました。その結果、6名の方が選考に進んでいただけることになりました。その中で候補者B氏がでてくるのですが、年齢27歳、慶應大学卒業後、3社経験がある方でして、新卒で有名な外資系コンサルティング会社を経て、国内のコンサルティング会社を1社経験、現在は誰もがご存知の有名な時価総額1兆円を超えるような東証一部上場企業の事業企画としてお勤めの方でした。
そして面談当時ですが、なんとB氏は他社3社で内定前後という状況でして、年収としては850万円〜1,200万円前後、コンサルティング企業や、情報サービス系の企業で選考が進んでいました。

B氏と初回にお会いしたときは、あまりエージェントに良い印象を持っていませんでした。「よっぽどの条件でないと転職しませんよ」といった消極的なスタンスでもありました。ただ、「自分自身の成果に対するインパクトが小さいように感じている」「配置転換で望んでいない事業部にいくリスクがある」などの不満も抱えていました。そういった中で、B氏とじっくり話をしていくと、彼の転職の軸は「権限」「業務内容」「社長」に重きを置いていることがわかりました。

懸念材料を払拭するために、中途採用版1DAYインターンシップを実施

近藤氏:今回のA社に話を照らし合わせてみますと、権限の部分は、社長の右腕となるポジションなので、インパクトが大きく経営に近い仕事ができます。業務内容も事業企画や海外関連といった彼の希望にフィットするものでした。
また、社長様のビジョンを説明させていただいて、ビジョンにも共鳴いただきました。さらに経営に非常に興味があるB氏に対して、「20代の女性社長がどういった覚悟でビジネスをやっているのかを聞くことは、あなたの今後のためにもなると思いますよ」というお話をさせていただき、一度A社の話を聞いていただくことになりました。

私のから社長様へ、「スーパーマンを振り向かせるにはB氏が持つ不安を1つ1つ払拭することが大切です」とお伝えしまして面談に臨んでいただきました。これまで前社長であるお父様はトップダウンであったため、イエスマンしか従業員いないという状況や、リーマンショック時にはリストラをしたといった部分から、今後のグローバル進出にあたっての課題やそこに対する必要な人材という部分の熱い想いお話をいただきました。B氏は面談を終えて、社長の想いや自分自身の想い、自分が応えられそうな部分は理解してくれました。ただ、「実際の現場はどうなのか、従業員はどんな方がいるのか」、中小企業で働いたことがないため、懸念材料がまだありました。

そういったB氏の印象を払拭するにあたって、社長と協議致しました。A社のソフト面、働く環境や、働く仲間を見ていただく場として、「中途採用版1DAYインターンシップ」の企画を私のから提案をして、開催する運びとなりました。
1DAYインターシップでは、工場長、営業の責任者、総務の責任者とそれぞれ、社長様が介入せずに本音で企業の現状を把握していただきました。工場長はこのためだけに九州から東京へお越しいただきました。

さらにこれだけでは企業の理解を深めることは難しいと思ったので、B氏に、インターンを経て感じたこと、事業課題をその場でプレゼンしていただくことを提案しました。これによってB氏の企業理解が深まり、意欲が向上して、他人ごとであった今回の話が自分ごとに変わっていった瞬間でした。

「ここまでしていただいて、断る理由はありません」会社の知名度などで判断せずに、大田区の中小企業に腹を決めた瞬間

近藤氏:ただ、B氏は有名な企業から高額なオファーを提示されており迷っていました。ここであらためてB氏は今までのキャリアや転職理由を振り返りました。B氏の思いとしてはすぐにでも経営者と同じ視点で仕事がしたい。ただ、今まで勤めていた3社の企業選択は有名企業であるかどうか、処遇、ポジションで決定して、そして失敗してきました。「Bさん、本当に積みたいキャリアって何でしたっけ?納得するまで情報をとりましたか?このままジョブホッパーにならないですか?」

今内定が出ている3社に対してそのような確認をしたところ、Bさんは「納得いくまで情報はとれていないです。処遇や業務内容は納得するものですが、あらためて考えると、働く仲間や、自分らしく働ける環境ではないと思います」、そのような答えが返ってきました。

今回のA社に抱くB氏の印象としては、「自分自身の積みたいキャリアプランがある、社長の想いにも共感している、ともに働く人の雰囲気もいい」。でも、「やっぱり条件面が、給与水準が求める最低水準に満たないです」と、そういったものでした。
私のから社長様へ、B氏が抱くA社の最後の懸念点を伝えました。そして社長様に何とか給与を最低水準まで引き上げていただきました。ただ他社からオファーと比較すると150万円~450万円程、届かないものでした。ただ、これがもう社長様ができる精一杯の金額でした。

そこで、「社長、ほかの3社よりもB氏にかける想いは社長が一番強いはずです。でしたら、その思いを最後にまたB氏にぶつけましょう」と、社長様に直筆の手紙を書いていただき、もう一度熱い想いをB氏に届けました。すると、B氏から「ここまでしていただいて、断る理由はありません」と、オファーを快諾いただきました。スーパーマンが処遇や業務内容、会社の知名度などで判断せずに、大田区の中小企業に腹を決めた瞬間でした。困っている会社に、社長様に、そして本当の候補者の幸せに真摯に向き合ったマッチングができたと思っています。

最後に

いかがでしたでしょうか。

A社の社長様とB氏の2人は今グローバルな舞台で戦っているとのことです。日本の企業の99%が、中小企業と言われていますが、そういった中からパナソニックやホンダといった世界に名だたる企業もスタートし、はじめはすべて中小企業でした。近藤氏は、「いつの日かこの会社が世界に名だたる企業になれるように応援を続けていきたい」と述べていました。

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