株式会社マイナビは、2022年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生(3,199名)を対象に実施した、「マイナビ 2022年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(1月)」の結果を発表しました。
WEB形式のインターンシップを希望する学生は39.0%で、対面形式を上回る結果となり、学生の中でもオンラインインターンシップがスタンダードになってきているようです。
目次
1.緊急事態宣言を受け、WEB形式のインターンシップを希望する学生が対面形式を初めて上回る
【図1】希望するインターンシップの開催形式(地域別)
インターンシップの開催形式について聞いたところ、WEBを希望する学生は合計で39.0%(「絶対にWEBがいい(9.9%)」+「どちらかというとWEBがいい(29.1%)」の合計)でした。
一方、対面を希望する学生は37.2%(「絶対に対面がいい(8.5%)」+「どちらかというと対面がいい(28.7%)」の合計)で、本項目の調査を始めた2020年9月以降、初めてWEB形式が対面形式を上回りました。
1月より11都府県で緊急事態宣言が発令され、外出を控える学生が多かったことや、企業側・学生側ともにWEB形式のインターンシップをうまく活用できるようになり、WEB形式の充実感が増していることが理由として考えられます。
2.インターンシップ・ワンデー仕事体験に応募したことがある学生は93.7%
【図2】これまでにインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加したことのある割合
【図3】インターンシップ平均応募者数推移
【図4】インターンシップ平均参加者推移
インターンシップ・ワンデー仕事体験に応募したことがある学生は93.7%(前月比2.5pt増)で、参加したことがある学生は84.9%(前月比3.8pt増)でした。
今年度は新型コロナウイルスや緊急事態宣言の影響があったものの、前年2月時点の参加率85.3%(※2021年卒 マイナビ大学生 広報活動開始前の活動調査)と同水準となりました。
1月の平均応募社数は3.8社、平均参加社数は2.5社で、いずれも前月と同じ数値となっています。
3.1月は企業研究中心の「準備の月」
【図5】今月活動した項目(文理男女別、複数回答、上位抜粋)
1月に行った活動について聞いたところ、「企業研究をした」という回答が64.4%で「インターンシップエントリーをした」(61.4%)を上回りました。
夏の早い段階から活動を始めている学生は、エントリーする企業を絞り込むために企業や業界、職種を研究する段階に入ったと考えられます。