本田技研工業㈱(東京都港区、八郷隆弘代表取締役社長)は来年4月、55歳以上を対象に早期退職優遇制度を導入する。
優遇措置の詳細は今後検討するが、社員にはすでに割増退職金の支給や再就職支援を行うことを明らかにしている。
同社では2017年から65歳選択定年制を採用しており、55歳時に希望する定年年齢を確認し、59歳で確定する手続きを採っている。
一方で60歳に達すると、給与水準は一般社員層の場合で従前の8割になる。
新制度の導入によって、55歳の段階で再就職や早期リタイアの選択肢を設けるのが狙い。恒久的な制度とは位置付けず、1年ごとに継続を判断していく。