パソナとカターレ富山がパートナーシップ協定を締結。セカンドキャリア支援とSDGs人材育成が狙い |HR NOTE

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パソナとカターレ富山がパートナーシップ協定を締結。セカンドキャリア支援とSDGs人材育成が狙い

2020年2月13日(木)、パソナグループの「株式会社パソナ」と富山県富山市に本拠地を置くプロサッカークラブ「カターレ富山」がパートナーシップ協定を締結しました。

パソナは2005年から「パソナスポーツメイト事業」を展開しており、現役のアスリート、引退した競技者、指導者、体育会学生、マネージャーなど、スポーツに携わるすべての方々のキャリア支援を実施しています。

今回のパートナーシップ協定により、カターレ富山の所属選手やコーチに対して、引退後のセカンドキャリア支援などが実施されます。

『カターレ富山』概要
チーム名:カターレ富山(KATALLER TOYAMA)
法人名:株式会社カターレ

どのような支援を実施するか?

(パートナーシップ協定調印式の様子:PRTIMES掲載の画像を抜粋)

セカンドキャリア支援

カターレ富山の所属選手やコーチに対して実施するセカンドキャリア支援については、次のように公表されています。

キャリアカウンセリング

国家検定キャリア・コンサルティング技能士らによるキャリアカウンセリングの実施

スキルアップ講座

ビジネスマナー基礎研修、パソコン講座、セルフブランディング講座、面接対策講座等の開催

仕事紹介

セカンドキャリアを見据えた仕事を選ぶための相談会の実施、就業先の選定

就労支援

就労開始後に、就業先で円滑に仕事を進めていくための定期面談や研修の実施

SDGs人材育成研修/社会貢献イベント等の共同開催

また、今回のパートナーシップ協定の中で特徴的なのは、「SDGs人材育成研修」「社会貢献イベント等の共同開催」を実施することが締結内容に含まれていることです。

SDGs人材とは、多様なビジョンを持ち、主体的に地域課題解決に取り組む人材のことを指し、第1号としてカターレ富山の苔口卓也氏にキャリア支援やSDGs人材として活躍する場を提供していくとのことです。

この他にも、育成研修に加えて地域に根差した社会貢献イベントを開催するなど、パソナとカターレ富山がお互いに連携して地域の活性化に貢献していく方針であることが伺えます。

富山市は「SDGs未来都市(地方創生分野における日本のSDGsモデルの構築や、SDGs達成に向けて優れた取り組みを実施している都市)」に認定されています。その中で、「カターレ富山」のような地元に密着したサッカークラブが地方創成のインフルエンサーとして活躍すれば、各地域はさらに活性化することが見込まれます。

まとめ:多様化するスポーツ選手のキャリア

スポーツ選手の中には、「競技」と「仕事」を両立しなければならないケースにいる人も多いです。

これまでパソナは、そのような数多くの選手や選手が所属するスポーツクラブに対してキャリア支援を実施しています。

また、2015年からは各地域のスポーツクラブとの連携や所属選手へのキャリア支援を強化し、地方創成事業にも積極的に取り組んでいるようです。

各地方でスポーツ選手の適切なフォローをおこなうことで、まずスポーツ選手として活躍する土壌を作っています。

そして、現在ではスポーツ選手が引退した後のセカンドキャリアにも注目が集まっています。

引退後に監督や解説者になるだけでなく、より多様な選択肢を持った中で再度キャリアについて考えることが当たり前になっているようです。

今回のパソナとカターレ富山のパートナーシップ協定締結も、引退後にSDGs人材としてのキャリアを歩むスポーツ選手を育成することが狙いとなっています。

スポーツ選手のキャリアは多様化しており、今後もさまざまなキャリアを歩むスポーツ選手が現れていくことでしょう。