【NEWS】三大都市圏の派遣エンジニア312名にアンケート調査。建設業の働き方改革の成果が顕在化 |HR NOTE

【NEWS】三大都市圏の派遣エンジニア312名にアンケート調査。建設業の働き方改革の成果が顕在化| HRNOTE

【NEWS】三大都市圏の派遣エンジニア312名にアンケート調査。建設業の働き方改革の成果が顕在化

人手不足が深刻な建設現場でも、着実に働き方改革が進んでいます

建設業を中心に技術者の人材派遣を手掛けるコプロ・エンジニアード(代表取締役社長:清川甲介、本社:名古屋市、以下「当社」)は、在籍する三大都市圏の派遣エンジニアに、職場環境に関するアンケート調査を2019年6月~9月におこない、312名が回答しました。

その結果、3年前と比べて77.1%が「働きやすくなった」と実感していることがわかりました。休日日数は49.5%が増加、残業時間は51.2%が減少、女性エンジニアは36.6%が増加したと回答しました。働き方改革の成果が顕在化していると言えます。

◆調査結果のダイジェスト◆

  • 3年前と比べて、77.1%が「働きやすくなった」と実感。
  • 3年前と比べて、休日日数は49.5%が増加。残業時間は51.2%が減少。
  • 現在、半数以上の職場で「健康管理対策」、「残業や休日出勤の削減」が推進されている。
  • 働きやすさ向上の結果、3年前と比べて、女性技術者の数は36.6%が増加。
  • 他に、生産性向上のためのデジタルツールの導入状況や、生産性を高めるためのアイデア

本記事では、調査の詳細について解説します。

1|3年前と⽐べた働きやすさの変化

77.1%が「働きやすくなった」(「どちらかと⾔えば働きやすくなった」含む)と実感していま77.1%が「働きやすくなった」(「どちらかと⾔えば働きやすくなった」含む)と実感しています。

働き⽅改⾰の推進により、残業時間の削減や休⽇の増加が進んだためと考えられます。

Q.あなた⾃⾝は3年前(3年の経験年数ない⽅は1,2年前)と⽐べて、現在は働きやすくなったと感じますか。(単⼀回答、建設業界経験が 1 年未満の⽅を除く)

  • 「働きやすくなった」42.5%、「どちらかと⾔えば働きやすくなった」34.6%、合計で 77.1%。
  • 「働きにくくなった」8.9%、「どちらかと⾔えば働きにくくなった」14.0%、合計で 22.9%。

⾃由回答からは、「早く帰れるようになった」、「休⽇が多くなった」、「有給休暇取得が奨励されてきた」など、働き⽅改⾰の成果を歓迎する回答が多数を占めています。

⼀⽅で、「残業が出来なくなったが業務量は変わらないので⼤変になったと思う」という回答もあります。

<選択肢を選んだ代表的な理由>

選択肢 理由
働きやすくなった/どちらかと⾔えば働きやすくなった ・残業時間抑制の流れができて早く帰れるようになった。
・上司との話し合いがしやすくなった。無茶な業務が減った。
・⼟⽇休みになった。
・休⽇が多くなり残業も減った。
・無理な事を(特に時間外)⾔われなくなった。
・交代制で休⽇をとるようになった。
・有給休暇取得が奨励されてきており、休みやすくなってきた。
どちらかと⾔えば働きにくくなった/働きにくくなった ・休⽇を増やし残業を減らしても、仕事量が同じなので結局きつくなってしまう。
・残業がしたいときでもできない。
・残業時間の削減にともない働き⽅の不⾃由が増えた。

【注】回答者の派遣技術者は、3年前とは派遣先の職場が異なる場合も多く、同じ職場の3年前との⽐較とは限りません。また、当社の派遣技術者の多くは、⽐較的労働環境が整備されている⼤⼿ゼネコンに派遣されています。

2|3年前と⽐べた労働条件の変化

3年前と⽐べて、休⽇⽇数は 49.5%が増加、有給休暇の取得⽇数は 30.0%が増加、残業時間は51.2%が減少と回答しています。これらの結果に、働き⽅改⾰の成果が現れていると⾔えます。

Q.3年前(3年の経験年数ない⽅は1,2年前)と⽐べて、あなたの⾃⾝の労働条件や、職場の環境はどのように変わりましたか。(単⼀回答、建設業界経験が 1 年未満の⽅を除く)

  • 「休⽇の⽇数」・・・「増えた」49.5%、「変わらない」43.6%、「減った」6.9%。
  • 「有給休暇の取得⽇数」・・・「増えた」30.0%、「変わらない」61.0%、「減った」9.0%。
  • 「残業時間」・・・「減った」51.2%、「変わらない」28.8%、「増えた」20.0%。

3|現在、職場で導⼊・推進されている取り組み

働き⽅改⾰の具体的な取り組みとして、現在、半数以上の職場で「健康管理対策」、「残業や休⽇出勤の削減」が推進されており、3割前後の職場で「有給休暇の取得の奨励」や「休⽇の増加」が推進されています。

Q.あなたの職場で導⼊・推進されている取り組みをすべて選んでください。(複数回答)

回答が多い順から、

  • 「健康管理対策」60.5%
  • 「残業や休⽇出勤の削減」56.1%
  • 「有給休暇の取得の奨励」32.5%、
  • 「休⽇の増加」28.3%
  • 「セクハラ・パワハラ等の防⽌対策」22.3%
  • 「⼥性が働きやすい職場づくり」16.9%。

4|今よりも働きやすくするため・⽣産性を⾼めるためのアイデア

⾃由回答で、コミュニケーション、⼥性の働きやすさ、休⽇の増加や残業削減、スキルアップ・研修、デジタルツール導⼊などに関するアイデアがあげられました。

Q.建設業界、またはあなたの職場で、今よりも働きやすくするため・⽣産性を⾼めるためには、どのような取り組みをするとよいと思いますか。⾃由にお答えください。(⾃由回答)

□コミュニケーション

  • 役職間や協⼒会社との⾵通しの良いコミュニケーション環境が⼤事と考えます。各⼈が気付いた事を共有する事が、安全や⽣産性の向上へつながると思う。
  • 積極的にコミュニケーションをとれば活気ややる気がでて、チームワークが良くなる。
  • 業務内容、進捗状況等の情報の共有とそのディスカッションの促進。

□⼥性の働きやすさ

  • ⼥性が働きやすい育児⽀援等の導⼊。
  • 私が⼊社後に⼥性⽤更⾐室を増やしていただいた。
  • CAD オペレータのような仕事は在宅や会社外でもできるようにする。

□休⽇の増加や残業削減

  • 週休 2 ⽇制 ・休⽇の分散。重機や作業エリアを効率的に利⽤できる。
  • ノー残業デー ・担当者を各 2 名配置して、1 ⼈が休んでも対応できるようにする。

□スキルアップ・研修

  • 定期的な講習(⽤語、⼯法、経験談等)。
  • 現場の全員がハラスメントや⾔葉づかいについて学ぶ。

□デジタルツールの導⼊

  • BIM や CIM の導⼊ ・ドローンと VR の導⼊ ・施⼯管理ツールの導⼊
  • 図⾯資料などの電⼦化、安全書類や請求書の紙の管理を無くし、データで管理する。
  • 個⼈のスケジュールの管理が簡単にできるツールがあると、残業が減り⽣産性が⾼まる。

 

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