転職サービス「doda」などを運営するパーソルキャリア株式会社は、2024年4月8日(月)より「はたらく」について楽しみながら社会全体で考える、参加型企画「はたらクイズ」を実施しています。
そして、2024年4月23日(火)に、「はたらクイズ」で集まった回答をもとに、“はたらく”の価値観や考え方について紐解く「はたらクイズ発表会」を開催しましたのでお知らせいたします。
本発表会では、パーソルキャリアから企画主旨や今回のクイズで明らかになった「はたらく」にまつわる多様な価値観を説明するとともに、「はたらクイズ」賛同企業でもある6社をゲストにお招きし、トークセッションを実施しました。
https://hataraquiz.persol-career.co.jp/
目次
「はたらクイズ発表会」レポート―挨拶および「はたらクイズ」実施背景―
はじめに、パーソルキャリア代表取締役社長 瀬野尾 裕氏より開催の挨拶、および2024年4月1日(月)に発表した中期経営指針とその達成に向けて発足した、“あなただけの「はたらく」を一緒につくろう。”プロジェクトについて説明。
今回の企画を通じ、パーソルキャリアが目指す、自らの可能性を信じ、自分でキャリアや人生を選択し、行動する「キャリアオーナーシップを育む社会の創造」の実現に向けて、多くの企業やパートナーとともに挑戦し続けることを表明しました。
続いて、doda編集長 桜井 貴史氏より、「はたらクイズ」の概要、特筆すべき調査結果や公開後の反響、結果を受けてパーソルキャリアが今後取り組んでいくことについてプレゼンテーションを実施。
2024年4月23日(火)時点で延べ38万件以上の回答数が得られ、多くの方にご参加いただいたことへの感謝と、今回の企画に一人でも多くの人に参加してもらうことで、これまで当たり前だと思っていた「はたらく」ことへの新たな発見や、自分の心の奥にある意外な本音に気付き、自分らしい「はたらき方」を考える最初の一歩になってほしいと、本企画への想いを述べました。
「はたらクイズ」の回答から紐解く多様な価値観について
doda編集長の桜井氏は100問あるクイズの中で、特に注目すべきクイズとして、「リモートより出社する人の方がいい社員?」のクイズを挙げ、回答者のうち約3割の人が出社する人が「いい社員」と答えていると発表。
パーソル総合研究所のデータも引用して、「リモートワーク実施率は約2割に落ち着いている」とし、その一方で転職サイト「doda」内で頻繁に検索されているワードをランキング形式にした「求人フリーワード検索ランキング」では、リモート関連のワードが席巻していると説明。
まさに、今のはたらく価値観のトレンドをあらわしていると見解を述べました。
トークセッション
最後に、「はたらクイズ」賛同企業の担当者をゲストにお招きしトークセッションを実施。
ファシリテーターは、doda 編集長 桜井氏が務め、各社が出題したクイズの意図やその背景など、クイズに込められた想いや各社が実施している「はたらく」にまつわる取り組みなどについてお話しいただきながら、日本の「はたらく」についてさまざまな視点で議論を行いました。
はじめに、株式会社ベネッセコーポレーションが「社会人の学びって、学生の勉強と何がちがうの?」というクイズを出題したことに対し、大学・社会人カンパニーコミュニケーション推進グループ グループリーダー 土屋様は、
「リスキリング、社会人の学びが注目を集める中で、ポジティブなイメージを持っていない人もいることが、さまざまな調査から分かっています。自分らしくはたらくことを実現するために、“学び”はどう貢献できるのか。ベネッセはどう貢献していくべきなのか。そう思い、皆さまに社会人と学生の学びの違いについて問いかけてみました」
とコメントしました。
丸紅株式会社は「仕事で壁にぶつかった時、あなたならどう突破する?」というクイズを出題。こちらに広報部長 羽藤様は、
「当社は、若手のうちから任せる社風があります。なぜなら、失敗を恐れてチャレンジしないことには、前に進めないから。何事にもチャレンジする会社の方針と結び付けて、このクイズを出しました」
と述べました。
さらに、森ビル株式会社から出題した「リモートでもはたらける今、オフィスって何のためにあるんだろう?」というクイズに対して、営業本部オフィス事業部営業推進部 部長 竹田様は
「オフィスはリモートワークが進んでも、一緒にはたらく仲間から力をもらったり、何かに気づいたりする場所ですが、もっと新しい役割があるのかもしれません。ぜひ皆さまに、どういった気持ちでオフィスに来るのか聞いてみたく本クイズを出題しました」
とコメント。
「仕事で忙しいとき、学びの時間ってどうつくる?」というクイズを出題したPIVOT株式会社のCOO 木野下様は、
「日本の社会人は学ばないと言われていますが、忙しすぎて学ぶ時間が取れないのではと思っています。だからこそ、“ながら”で学びたいニーズがあるように感じています。大学に学びに行く、休職して学ぶのもいいですが、“ながら”時間を有効活用する方法もあると思っており、皆さまの意見を聞いてみました」
と話しました。
株式会社運動通信社はスポーツとはたらくを絡めた「スポーツ業界って、スポーツ好きしか向いてない?」というクイズを出題し、その出題背景について、同社取締役 若村様は、
「スポーツ業界は、スポーツ好きな人も、異業種の人もウェルカムです。これからのスポーツ業界は、異業種でキャリアを積んだ人や、異なる価値観を持った人が増えていくことで、さらに発展していくと思っており、それを実現したくこのクイズを出しました」
と述べました。
最後に、「リーダーは弱みを見せない方がいい?」というクイズを出題した株式会社ユーザベースの執行役員 CHRO 松井様は、
「昨今、サーバント型リーダーシップが主流になりつつある中で、当社は役職に関係なく、誰しもが完璧でないことを認め、チームでフォローし合いパフォーマンスを発揮することが大切だと思っています。しかしながら、リーダーだから頑張らなければいけない、そんな風潮がいまだ強く残っています。リーダーや管理職は事業を牽引するという重要な役割を担っており、皆さまの考えを聞きたくこのクイズを出題しました」
と述べるなど、企業ごとの視点や特色が表れていました。
<イベント登壇者>※ABC順
- 株式会社ベネッセコーポレーション:社会人カンパニーコミュニケーション推進グループ グループリーダー 土屋 美寿々 様
- 丸紅株式会社:広報部長 羽藤 俊昭 様
- 森ビル株式会社:営業本部オフィス事業部営業推進部 部長 竹田 真二 様
- PIVOT株式会社:COO 木野下 有市 様
- 株式会社運動通信社:取締役 若村 祐介 様
- 株式会社ユーザベース:執行役員 CHRO 松井 しのぶ 様
「はたらクイズ」プロジェクトオーナーコメント|パーソルキャリア株式会社 日沖 むつみ氏
パーソルキャリアでは、これまでも一人ひとりの「より良いはたらく」が実現できる社会を目指し、さまざまな取り組みを行ってまいりましたが、ここまで広く生活者の皆さまに「はたらく」について投げかけることは、ほとんどありませんでした。
しかし、パーソルキャリアが目指すキャリアオーナーシップを育む社会の創造の実現に向け、「多様な社会を一緒につくる」というシーズナルミッションを掲げた今、社会全体で「はたらく」を考えてもらえるような取り組みに挑戦していくべきだと考え、本企画を立ち上げました。
「はたらクイズ」は、本気で多様なキャリアを皆さまと一緒につくっていくんだ、という私たちの覚悟であり宣言でもあります。
もちろん、今回の取り組みだけで世の中が変わるとは思っていません。ですが、今回賛同いただいた企業、そして著名人の皆さまのおかげで、事前調査での約3,000人の回答に加え、本日2024年4月23日(火)時点で延べ38万件以上の回答数を得ることができました。
こうして多くの人に「はたらく」について考えていただくことができたことで、「より良いはたらく」の実現に向けてまた一歩踏み出せたのではないかと感じています。
今後も、多様なキャリアが存在する社会をつくっていくために、一人でも多くの人に、自分にとって「より良いはたらく」とは何か?を考えてもらうための取り組みに挑戦していきます。
しかし、1社でできることは限られます。だからこそ、私たちの想いに共感いただいた皆さまとともに、さまざまな仕掛けをしていきたいと思っています。
「はたらクイズ」概要
「はたらクイズ」は、生活者が抱えるさまざまな「はたらく」に関する疑問を100個ピックアップし、クイズとして特設サイト上に公開。
年齢や役割に関係なく誰もが自由にクイズに回答できるだけでなく、他の人が投稿した回答を見ることや回答をシェアすることができる参加型企画です。
また、本企画に賛同いただいた大手企業12社と、各界の著名人もオリジナルクイズの出題や、クイズへの回答に参加しています。
「はたらクイズ」特設サイト
https://hataraquiz.persol-career.co.jp/
回答可能期間:2024年4月8日(月)~5月7日(火)10:00
※上記期間後も、集まった回答の閲覧は可能です。
<クイズ紹介>
※一部抜粋。全てのクイズは特設サイトでご覧いただけます。
- 定年って何歳がいいと思う?
- 女性のリーダーが少ないのはどうして?
- はたらくこと、好き?
- 年収が下がる転職ってどう思う?
- キャリアにブランクがあるっていけないこと?
- 新卒でどの会社に入るかってそんなに大事なの?
- キャリアのピークって何歳だろう?
- 副業って収入のため?夢をかなえるため?
参加企業
株式会社ベネッセコーポレーション | 株式会社サイバーエージェント | 株式会社LIFEM |
LINEヤフー株式会社 | 丸紅株式会社 | 森ビル株式会社 |
パシフィック野球連盟 | PIVOT株式会社 | 株式会社運動通信社 |
サントリーホールディングス株式会社 | 株式会社ユーザベース |
株式会社ZOZO |
“あなただけの「はたらく」を一緒につくろう。”プロジェクトについて
本プロジェクトは、一人でも多くの人に自分らしい「はたらく」をみつけてほしい、という想いのもと、はたらく について一緒に考えたり、描いたり、また、キャリアの壁にぶつかったときに自ら今後のはたらき方を選択するきっ かけになるような、キャリアオーナーシップを育むためのさまざまな取り組みを実施します。
また、パーソルキャリアが主体の取り組みだけでなく、本プロジェクトに賛同いただいた企業、メディア、団体の みなさまと一緒に「はたらく」について考え、“多様なキャリア”の実現に向けた取り組みも実施していくとともに、 本プロジェクトの取り組み実績などは特設サイトにて随時紹介してまいります。
転職サービス「doda」について< https://doda.jp >
「doda」は、「はたらく今日が、いい日に。」をスローガンに、転職サイトや転職エージェント、日本最大級のdoda 転職フェアなど、各種コンテンツで転職希望者と求人企業の最適なマッチングを提供しています。
パーソルキャリア株式会社について< https://www.persol-career.co.jp/ >
パ ー ソ ルキャ リア株式は、-人々に 「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、転職サービス「doda」やハイクラス転職サービス「doda X」を通じて人材紹介、求人広告、新卒採用支援などを提供しています。
2025年には、プロフェッショナル総合活用支援ブランド「HiPro」を立ち上げ、副業・フリーランス領域にも本格参入。
グループの総力をあげて、これまで以上に個人の「はたらく」にフォーカスした社会価値の創出に努め、社会課題に正面から向き合い、すべての「はたらく」が笑顔につながる社会の実現を目指します。
パーソルグループの「はたらく」表記について
パーソルグループでは、誰もが自分の”はたらく”を自分で決められる世界の実現を目指しています。
人それぞれの 多様なはたらき方・生き方を表現したいという想いを込めて、漢字ではなくひらがなの「はたらく」という表現を用 いています。