分析用求人ビッグデータを提供する、株式会社フロッグ(所在地:東京都千代田区、代表取締役:菊池健生、以下「当社」)が、「2023年10月度アルバイト・パート採用市場分析レポート」を発表しました。
※求人メディア『タウンワーク』『マイナビバイト』『バイトル』『フロムエー』『イーアイデム』に掲載されている求人情報を、求人データ分析ツール『HRogチャート』にて収集・集計。
2023年10月1日の最低賃金改定で平均時給が急上昇
2023年10月1日に施行された改定により、最低賃金は全国加重平均で1,004円と初めて1,000円を超えました。
アルバイト・パートの求人において、2022年10月〜2023年10月の時給下限平均額の推移を調査したところ、2023年10月1日の改定前後で時給が急上昇していました。2023年10月2日の時給下限平均額を前月と比較したところ、1ヶ月で22円上昇しています。
※2022年10月3日~2023年10月2日取得データ
※タウンワーク、イーアイデム、マイナビバイト、バイトル、フロムエーより抽出
※雇用形態がアルバイト、パートの案件が対象
「建設/土木/エネルギー」職種で前年比+343円
職種別で見てみると、前年から最も時給が上昇していたのは「建設/土木/エネルギー」(+343円)でした。次に公務員/団体職員が+114円、クリエイティブ(Web系)が+111円と続いています。
※2022年10月3日取得データと2023年10月2日取得データを比較
※タウンワーク、イーアイデム、マイナビバイト、バイトル、フロムエーより抽出
※雇用形態がアルバイト、パートの案件が対象
「大分県」で前年比+73円
都道府県別で時給下限平均額を調査したところ、前年から最も時給が上昇していたのは「大分県」(+73円)でした。次に岡山県、高知県が+68円と続いています。その他、900円台であった多くの地方都道府県の時給下限平均額がこの一年間で1,000円台に上昇していることが分かりました。
画像では、最低賃金引き上げ額が全国平均の43円を越えた県をオレンジ色で示しています。最低賃金引き上げを大幅に行った都道府県で、実際に賃上げが進んでいるのが見て取れます。今後の動向にも注目です。
※2022年10月3日取得データと2023年10月2日取得データを比較
※タウンワーク、イーアイデム、マイナビバイト、バイトル、フロムエーより抽出
※雇用形態がアルバイト、パートの案件が対象
【調査概要】
求人データ分析ツール『HRogチャート』で収集している『タウンワーク』『マイナビバイト』『バイトル』『フロムエー』『イーアイデム』5求人媒体にて掲載の求人情報より、「アルバイト」「パート」募集の求人情報を抽出し、分析した。
<集計対象期間>
2022年10月3日~2023年10月2日
<集計対象業種・職種について>
『HRogチャート』では、複数の求人媒体の情報をまたいで集計するため、媒体記載の業種・職種カテゴリーを使用せず、『HRogチャート』独自のキーワードマッピング処理に基づいた業種・職種カテゴリーを使用して求人情報を分類・集計した。
職種分類 | |
ITエンジニア/IT系専門職 | 製造/工場/化学/食品 |
クリエイティブ(Web以外) | 農林水産関連 |
クリエイティブ(Web系) | 運輸/物流/配送/警備/作業/調査 |
営業/事務/企画/管理 | 飲食/フード |
電気/電子/機械/自動車 | 販売/接客/サービス |
医療/医薬/福祉 | ファッション/アパレル/インテリア |
専門職 | 美容/エステ/ネイル |
公務員/団体職員 | ホテル/旅館/ブライダル |
教育/語学/スポーツ | アミューズメント |
映像/イベント/芸能/キャンペーン | ナイトワーク |
建設/土木/エネルギー | その他 |
約100の求人媒体から蓄積された求人情報ビッグデータを、最短2クリックの簡単操作で簡単に分析できます。
媒体、地域、職種など集計項目を自在にカスタマイズできるので、周辺時給の調査や採用競合の分析に役立ちます。
「HRogチャート」:https://chart.hrog.net/
事業内容: 人材業界向け Sales/Marketing推進事業、UI/UX推進事業、DX推進事業
所在地:〒101-0041東京都千代田区神田須田町1-18アーバンスクエア神田ビル
設立:2021年1月5日(株式会社ゴーリストより分社化)
資本金:1,000万円
URL:https://hrog.co.jp
代表者:菊池健生