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本日は9月第3週に発表された人事/HRに関する各社のニュース&トピックス計10本をまとめてご紹介します。ぜひ日々の業務にお役立てください。
1.調査リリースまとめ
01:4人に3人が無自覚にワーケーションを経験していた
- 普段の職場や自宅とは異なる日常生活圏外の場所で仕事(テレワーク)をしながらと自分の時間を過ごした経験の有無に関して、17.4%が「経験あり」と回答し、その中でも67.6%が個人で行う「個人ワーケーション」であった。
- 個人ワーケーションの内訳は、「他社奉仕タイプ(家族旅行中の仕事)」(41.7%)、「仕事・観光充実タイプ(仕事と余暇のどちらも重視)」(25.7%)、「仕事浸食タイプ(やるつもりのなかった旅行中の仕事)」(13.3%)などであった。
- 「日常生活圏外の場所で仕事と自分の時間を過ごした」経験者に対して、ワーケーションの経験有無についての質問では、「経験あり」=ワーケーションしていることを自覚している割合は25.9%であり、約4分の3の割合で自分がワーケーションしていることの自覚がなかった。
調査企業:株式会社パーソル総合研究所
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000111116.html
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000111116.html
02:健康経営優良法人取得企業の約8割が「労働生産性の向上」を実感
- 健康経営優良法人取得企業済み企業を対象に、健康経営優良法人を取得した目的について、「労働生産性向上のため」(54.5%)、「社員のモチベーション向上のため」(44.6%)、「人材の定着率向上のため」(36.6%)などが挙げられた。
- 健康経営優良法人取得後、社内の労働生産性の向上を感じられているかについては、「非常にそう思う」(34.7%)、「ややそう思う」(40.6%)と75.3%が効果を感じていた。
- そのほかに効果を感じられていたものとして、「社内の健康診断の数値改善」(73.3%)、「社内の医療費の軽減」(64.3%)、「社内の欠勤率低下」(63.4%)などがあった。
調査企業:心幸ウェルネス株式会社
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000097472.html
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000097472.html
03:近年における内定者研修の実施状況とは
- 内定者研修経験者のうち、70.4%が「内定者研修があって良かった」と回答し、理由として「入社後の仕事についてイメージできたから」(56.5%)が最も多く挙げられた。
- 一方で経験者のうち「良かった」と回答しなかった人の理由として、「時間的な拘束が多すぎたから」「研修内容が役に立たなかった、つまらなかったから」(48.3%)、「出社などの負担が大きかったから」(24.1%)などがあった。
- 内定者研修に求める内容では、「社会人へのマインドセット」(40.5%)、「入社予定の企業・業務に関する知識」(39.8%)、「ビジネスマナーやパソコンスキル」(34.8%)などの回答があった。
調査企業:株式会社ライトワークス
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000055281.html
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000055281.html
04:新卒3年以内に離職しなかった若手社員の約8割が「退職を考えたことがある」と回答
- 現在の勤務先への入社を決めた理由として、「興味のある業界だった」(36.5%)、「福利厚生や手当が充実している」(29.7%)、「会社・業界が安定している」(29.0%)などが挙げられた。
- 新卒入社4年目を迎え、81.8%の割合の人が少しでも退職や転職を考えたことがあり、「年収が少ない」(47.5%)、「スキルアップが望めない」(23.8%)、「労働時間が長い」(22.0%)などの理由が多かった。
- また退職や転職を考えた結果、残ることを選んだ理由として「有給が取りやすいから」(28.1%)、「次の仕事や見つからなさそうだったから」(25.7%)、「同期や同僚との関係がいいから」(23.8%)が上位を占めていた。
調査企業:アデコ株式会社
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000876.000001264.html
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000876.000001264.html
05:勤務先がブラック企業と思っている人の割合は?
- 自分の勤務先がブラック企業だと思うと回答した割合は「とても思う」(7.8%)、「思う」(30.4%)と38.2%がブラック企業と感じていた。
- ブラック企業と感じる理由として、「給料が低い」「離職率が高い」「休日の少なさ・有給の取りづらさ」などが多く挙がった。
- 勤務先がブラック企業だと感じて誰かに相談した経験の有無に関して、「ある」と回答した割合はわずか13.7%であり、相談できる相手が思いつかなかったことや、相談したことで会社全体の問題となるのではないかなどの理由で相談していない割合が高かった。
調査企業:andmedia株式会社
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000055199.html
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000055199.html
06:健康経営の効果を実感した施策第1位は「健康診断のデータ化」
- 健康経営に関する施策のなかで効果のあった施策は、「健康診断結果などのデータ化」(67%)、「労働時間の是正、休暇取得推進」(66%)、「検診や保険指導等受診勧奨・利用促進」(65%)などが挙げられた。
- 健康経営に取り組む中で、課題に感じていることでは、「従業員の健康状態把握」(33.5%)、「従業員の健康課題特定(メンタル)」(32.7%)、「定量的な効果検証」(25.1%)などがあり、分析~施策~効果評価のPDCAサイクルが上手く作用していないことが明らかになった。
調査企業:エムスリー株式会社
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000125568.html
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000125568.html
07:「生涯現役で働きたい」と考えている割合は現役世代とシニア世代で大きな差があった
- 勤務先の定年は「60歳まで」(49.7%)、「65歳まで」(28.8%)、「70歳まで」(3.8%)と約8割が定年を65歳以下に設定されていたことが明らかになった。
- 定年後も生涯現役で働いていたいかについて、60歳以上のシニア世代では73.2%(強く思う:29.3%、思う:43.9%)であったのに対し、現役世代では「生涯働ける限り」と回答した割合は33.2%であった。
- シニア世代が働きたいと思う理由として、「収入を得るため」(80.5%)、「社会に貢献したいから」(41.5%)、「人間関係を豊かにするため」(39.0%)などが多く挙がり、これは現役世代でも同様の結果が得られた。
調査企業:株式会社MS-Japan
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000195.000042843.html
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000195.000042843.html
2.企業取り組み事例まとめ
08:ネオキャリア、治療と仕事の両立を支援する「チャイルドプラン休職/休暇」を新設
- 同社では、9月1日から新たな社内制度として、不妊治療を理由とする休職/休暇制度の「チャイルドプラン休職/休暇」を開始することを発表。
- 制度の導入背景として、「平成29年度 不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査」での「不妊治療と仕事との両立ができなかった」(35%)や「精神面で負担が大きい」「通院回数が多いため」などの回答があったことが挙げられる。
- この制度を利用する際、休職の場合は最大3カ月、休暇の場合は12日分の特別休暇を付与される仕組みになっている。
取り組み企業:株式会社ネオキャリア
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000390.000011666.html
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000390.000011666.html
09:パナソニック コネクト、福利厚生制度に「卵子凍結の補助」を導入
- 同社では、10月より女性社員の自律的なライフプラン設計を支援するため、卵子凍結への費用補助を、国内社員向けの福利厚生制度として導入することを発表。
- 制度を導入する背景には、日本の不妊治療経験者が増えていることや、執行役員の山中氏が長期間に渡る不妊治療を経験した上で感じた「キャリアとライフプラン設計のバランス」を保つことの難しさを解消させることが目的として挙げられる。
取り組み企業:パナソニック コネクト株式会社
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005334.000003442.html
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005334.000003442.html
3.サービスリリースまとめ
10:BLITZCAREER(ブリッツキャリア)、ChatGPTを活用した6つのAI機能を一挙リリース
- 同社が提供するサービス、『BLITZCAREER(ブリッツキャリア)』ではAI面接官と対話しアウトプットの練習ができる「AI面接」、自己PRやガクチカをAIが瞬時に添削してくれる「AI自己PR添削」など6つのAI機能が追加。
- AI面接機能ではスマホ1台で模擬面接をおこなえるようになっており、人事目線でのフィードバックや激励の言葉をもらえるようになっている。
- AIフィードバック機能では、AIがあなたのプロフィールを解析、採点。「あなたの強み」「改善が必要な点」「客観的な印象」「アドバイス」の4項目でスコアをつけてくれる機能となっている。
- このサービスで使用されている全てのAI機能にはChatGPTのAPIを用いて実装されている。
取り組み企業:株式会社BLITZ Marketing
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000059048.html
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000059048.html
今回は、9月第3週に発表された人事/HRに関する各社のニュース&トピックスを計10本をご紹介しました。
次回は、9月第4週に発表された人事/HRに関する各社のニュース&トピックスをご紹介します。
HR NOTE編集部による独自のリサーチとなります。この他に、2023年9月第3週にリリースされた人事/HRに関する各社のニュース&トピックスがございましたら、こちらまでご連絡いただけますと随時追加してまいります。 【HR NOTE編集部 問い合わせ窓口】 |