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本日は7月第2週に発表された人事/HRに関する各社のニュース＆トピックス計10本をまとめてご紹介します。ぜひ日々の業務にお役立てください。

1．調査リリースまとめ

01：人的資本経営、上場企業の約6割、非上場企業の約4割が「重視」している

• 上場企業、非上場企業の人事担当者を対象にした調査において、人的資本経営を重視していると思うかとの問いに、上場企業では「重視」(29.2%)・「やや重視」(33.3%)の計62.5％、非上場企業では「重視」(12.6%)・「やや重視」(24.6%)の計37.2%という結果になった。
• 人的資本経営の取り組み状況として、上場企業では「10年以上前から実施している」と回答した割合は16.2%であり、非上場企業の3倍にあたる。「3年以上前から実施」は上場企業で27.2%、非上場企業で14.3%となり、いずれも取り組みを強化し始めている傾向にあった。
• 社外への開示が進んでいる項目は、「コンプライアンス・倫理」(45.5%)、「育児休業」(39.6%)、「ダイバーシティ」(37.7%)、「採用」(36.6%)などが挙げられた。

04：DX推進による「新たな価値創出」の組織内評価とは

• DX推進による「新規製品・サービスの創出」「顧客起点の価値創出によるビジネスモデルの根本的な変革」に対する現状の満足度の調査では、「あまり満足していない」が最も多く31.7%、「やや満足している」(26.9%)、「非常に満足している」(23.1%)と続いた。
• 満足していない理由として挙げられたのは、「費用対効果が悪すぎる」、「人材育成が追いついていない」「推進体制が出来ていないのに、成果ばかり求められるから」などであった。
• DX推進における組織内評価では、「わからない／評価自体がされていない」(30.8％)が最も多く、その理由として「価値が見出せていない」「開発業者目線であり、使い勝手が悪い」「他社頼み」といった声が挙がった。

05：残業をするために「ダラダラ仕事をする人がいる」約5割

• 残業するために“ダラダラ仕事をする人”がいるかとの問いに対し、「いる」(49.7%)、「いない」(50.3%)という結果になった。
• 「残業している人の方が実は稼いでいるのではないかと思うことはあるかどうかについては、「そう思う」「まあまあそう思う」と稼いでいると思っている割合は65.7%であった。
• 残業をしたいかどうかでは、「残業は絶対したくない」、「どちらかというと残業はしたくない」(56.3%)としたくない派は77.7%であった一方、「どちらかと言えば残業したい」(16.7%)、「できれば残業したい」(5.7%)と、したい派が22.3%もいた。

06：精神障害者雇用の現場マネジメント、環境整備が課題

• 障がい者のうち多く雇用されていたのは「精神障害者」(33.8%)、「身体障害者」(28.1%)、「知的障害者」(23.1%)であった。
• 障害種別の雇用ノウハウでは、身体障害者・知的障害者における「雇用ノウハウは十分」、「困らない程度にある」と回答した企業の多くは精神障害者に対する雇用ノウハウが「蓄積途上」「手探り状態」と回答。
• 雇用ノウハウがないと回答した企業が多かった一方で精神障害者雇用は増加傾向にあり、「手探り状態」の企業の26.1%、「蓄積途上」の企業の47.4%で他の障害より雇用数が増加していた。