エンゲージメントの構成要素を徹底解説!向上させるメリットや方法を紹介 |HR NOTE

エンゲージメントの構成要素を徹底解説!向上させるメリットや方法を紹介 |HR NOTE

エンゲージメントの構成要素を徹底解説!向上させるメリットや方法を紹介

「従業員エンゲージメントが働くうえで重要らしいが詳しいことがわからない」「エンゲージメントについてもっと知りたい」そのような方が多いのではないでしょうか。

エンゲージメントは企業と従業員の関係値を示す大事な基準です。この記事ではエンゲージメントの基礎知識や、構成要素、メリット、エンゲージメントを向上させるための方法を解説します。

\【人事担当者様必見!】豪華ゲスト多数登壇、大規模HRイベント /
大好評につき、今だけ見逃し配信受付中!

近年、急速に進むDXに対応するため、各企業でIT人材不足を解決することが不可欠となっています。しかし、IT人材を採用することは年々難しくなっているため、自社社員にIT教育をおこなう「リスキリング」に注目が集まっています。

中には、

  • リスキリングの重要性は理解しているが、具体的な取り組み方が分からない
  • 実業務が忙しく、リスキリングは後回しになっている

というような方も多いのではないでしょうか?

本セッションでは、「リスキリング」の基本的な考え方から、各企業の先進的な事例まで、専門家・行政・企業のそれぞれの視点から具体的なノウハウをご紹介します。

セッション視聴後、すぐに実践できる内容となっているので是非お申し込みください!

1.エンゲージメントとは

ここではエンゲージメントの定義や類似した単語との違いについて説明します。

1-1.エンゲージメントの定義

従業員エンゲージメントとは「従業員が会社に対し信頼感や愛着を持っており、貢献意欲があるか」を示す指標です。元の英単語のengagementには「契約」「約束」「婚約」という意味があり、愛着感などの意味も含まれています。従業員エンゲージメントの数値が高いと会社と従業員のつながりが強いといえます。

1-2.類語との違い

従業員満足度

従業員満足度とは会社の福利厚生面での満足度のことです。給与、休暇日数、福利厚生が挙げられ、企業から与えられた待遇や環境の満足度だと言えます。

それに対し、エンゲージメントは企業と従業員の双方向の信頼関係を表しています。

ロイヤルティ

ロイヤルティは英語で「忠義」「忠誠」という意味を指します。ビジネスでは従業員が企業に対して持っている忠誠心が高いかどうかを示しています。

ロイヤルティが企業と従業員の上下関係を表すのに対し、エンゲージメントは企業と従業員を対等と考えます。

2.エンゲージメントの構成要素

エンゲージメントは主に3つの要素から構成されています。一つずつ、詳しく解説します。

2-1.企業のビジョンへの共感

企業のビジョンが従業員にも共有されていると、企業と従業員の共通目標となり、企業と一緒に成長しているという実感が得られます。また企業目標達成のために自発的に考え、行動できる従業員が増えることが予想されます。仕事の動機付けがエンゲージメント向上につながります。

逆に、企業の経営理念や方針の違いは会社への不信感がにつながりかねません。従業員に経営理念が浸透していないと、何のために労働しているのかわからなくなる可能性があります。

2-2.働きやすい環境

組織に対する「帰属意識」や同じ組織の人に対する「仲間意識」、自分の意見が反映されていると感じる環境など、従業員が働きやすいと感じる環境はエンゲージメント向上につながります。

2-3.仕事へのやりがい

従業員のエンゲージメントが高い状況とは仕事への誇りや意欲があり「やりがい」を持っているといえます。仕事へのやりがいを持っている状態は、企業目標が達成されたときに生まれます。

しかし、この仕事の割り振りが不適切であったり、正当に評価されなかったり、自分自身の成長につながっていない場合はやりがいにはつながりません。

3.エンゲージメントが求められている背景

最長労働制に残業代があるのか?

ここではエンゲージメントが重要視される背景について説明します。

3-1.少子高齢化による、深刻な人材不足

現在、日本では少子高齢化が深刻化しており、それに伴って労働人口の減少が社会問題となっています。

そのため、企業は少しでも人材不足を解消するために既存従業員の定着率向上や多様な人材の採用に取り組み始めています。

3-2.終身雇用制度の崩壊

終身雇用制度が崩壊し、社会的に転職が盛んになりつつあります。また優秀な人材は今いる職場よりもさらに条件が良い職場に引き抜かれ転職することも多いです。

そのようなことを防ぐために従業員のエンゲージメントを高める必要があります。エンゲージメントが高い状態だと従業員の離職率を低下させることができるため、多くの企業がエンゲージメント向上に取り組み始めています。

3-3.グローバル化による価値観の多様化

グローバル化によって、キャリアに関する価値観も変化しつつあります。例を挙げると、少し前までは働く理由は「良い給与を得るため」、「社会的地位向上のため」というようなものが労働のモチベーションでした。

しかし現代では「仕事を通じて得られるやりがい」や「自分の能力や個性が生かせる」といったような、エンゲージメントにかかわる要素が新しい価値観として加わっています。

このように今までは従業員満足度が高ければ良い会社だといわれていましたが、現代では従業員満足度だけでなく、エンゲージメントの高さも重要視されています。

3-4.テレワークによる連携不足

コロナ禍でリモートワークが進み、会社に出社せずに働く機会が増えました。リモートワークでは、どうしても従業員同士でのコミュニケーションが不足しがちです。例えば、出社勤務の際は上司との距離が近く、些細なことでも質問することができたが、リモートワークでは距離感が取りづらいため声をかけづらい。

このようなことが積み重なり仕事の連携不足が起こりやすくなっています。コミュニケーションが密に取れないことや、チーム間の一体感が減少したことにより孤独感を感じる従業員が増加し、会社への帰属意識が減少しています。

そこで必要となるのはエンゲージメントです。自社のエンゲージメント向上を目指し、現在の労働環境を見直す必要があるでしょう。

4.エンゲージメントを向上させるメリット

パズルのメリットを見ている

ここではエンゲージメントを向上させることにより得られるについて説明します。

4-1.離職率低下 定着率向上

エンゲージメントが向上すると離職率の低下につながります。ある調査ではエンゲージメントが高い従業員は、そうでない従業員と比べ定着率が87%高いという結果があります。

また経験豊富な社員がいることで業務の生産性が上がります。優秀な人材の流出防止にもつながります。

4-2.心理的安全

心理的安全性とは「組織の中で自分の意見を誰にでも安全に発言できる状態」のことです。心理的安全性を.向上させるには、従業員同士の円滑なコミュニケーションが取れていることや働きやすい環境であることが重要です。そのために人材の適材所の配置や上司との1on1ミーティングなど様々な策が講じられます。

このような改善により従業員のモチベーションアップや業務の円滑化が進むと考えられます。

4-3.顧客満足度の向上

実は従業員のエンゲージメントと営業の利益率には正の相関があります。2012年にタワーズワトソンが公開した調査では従業員のエンゲージメントが低い会社と比べ、エンゲージメントが持続的に高い会社は数年後の業績が三倍も違うという結果があるほどです。エンゲージメントが高いと従業員の定着率やモチベーションが高まり、生産性が向上します。

それにつれ、顧客に対するサービスの質も高まり、顧客満足度も上昇するという好循環が期待できます。

5.エンゲージメントを向上させる方法

注意すること

ここではエンゲージメントを向上させる具体的な方法の一例を紹介します。

5-1.エンゲージメントサーベイの実施

エンゲージメントサーベイとは従業員のエンゲージメントを調査するアンケートのことです。エンゲージメントサーベイを行うことで、「現状、従業員のエンゲージメントがどれくらいなのか」を数値で把握することができます。

この調査をもとにした人事政策を行うことでエンゲージメントを高めることができます。詳しくは下の記事をご覧ください。

https://hrnote.jp/?p=112783&preview=1&_ppp=5f7530ebed

5-2.働きやすい環境づくり

働き方の多様化もエンゲージメント向上に必要です。例えばリモートワークの推進は通勤時間が長い人に対して有効です。また時短勤務やフレックス制を導入することは、子育て世代にとってワークライフバランスがとりやすい制度となっています。

他にも休暇制度の見直しをおこなうなど、長時間の残業を禁止するなどが挙げられます。

5-3.社内のコミュニケーションを活性化

社内のコミュニケーションを活性化することはエンゲージメント向上につながります。なぜなら、会社の一体感につながるからです。例として、従業員同士の関係性を向上させるために、上司との1on1ミーティングや社内勉強会を行うことが挙げられます。

このような施策を行うことで、上司との縦のつながりだけではなく、普段関わりがない部署の人との横のつながりなどを広げることができます。

6.エンゲージメント向上が成功している企業例

エンゲージメント向上を成功させている企業例について説明します。

6-1 .味の素

 先進的な働き方を実現するために重点テーマ(「働き方の振る舞いを変える・既存組織を超えた働き方」「完全ペーパーレス・フリーアドレス」)を中心に推進しています。エンゲージメントサーベイの働き方に関連する4つの項目に対する好意的回答が前回調査時(2017年度)と比較して1〜5ポイント上昇するなど働き方改革を行い、従業員のエンゲージメント向上を成功させています。

6-2.Google

Googleでは様々な働き方ができるように、オフィスをアミューズメントのように自由にしていることが有名ですがそれだけではありません。Googleでは会社ミーティングの開示を行っています。これは経営陣の意向や会社の方向性を示すものです。また毎週、全社員が参加するミーティングが行われ、目標の共有や従業員から経営陣への質問が行われています。

このように非常に透明性が高く、風通しが良い職場環境がエンゲージメント向上につながっています。

7.まとめ

従業員のエンゲージメント向上の要素を中心にエンゲージメントについて解説しました。エンゲージメントの向上は離職率の低下や顧客満足度の上昇などのメリットをもたらしてくれます。

この記事をきっかけに、自社のエンゲージメントの状態を見つめなおし、新しいエンゲージメント向上の策を検討されてみてはいかがでしょうか。

\メールマガジン登録無料/
人事/HR業界の最新情報を毎週チェック!

HR NOTEメールマガジンでは、人事/HRに関する事例やサービスリリース情報など、最新Newsから今すぐ使える他社実践ノウハウまでが簡単にわかるインタビュー記事やセミナー情報をコンテンツとして配信しています。

「他社が実施している施策を自社でも活かしたい」「人事/HR業界の最新動向やトレンドを知りたい」とお考えの方は、ぜひHRNOTEメールマガジンをご活用ください。

公式アカウントをフォローして毎日記事をチェック!

関連記事

エンジニアリングのスキルアップを全社員で楽しむ、ユーザベース稲垣氏が仕掛ける 「プラスエンジニアリング手当」とは?

エンジニアリングのスキルアップを全社員で楽しむ、ユーザベース稲垣氏が仕掛ける 「プラスエンジニアリング手当」とは?

2022.09.21
根本 慎吾
長期休暇前の介護セミナーで親と話し合うきっかけづくりを提供。介護の問題を自分事にするDACホールディングスの取り組みとは

長期休暇前の介護セミナーで親と話し合うきっかけづくりを提供。介護の問題を自分事にするDACホールディングスの取り組みとは

2022.09.05
八島美音
【入社前に最高の体験を】Welcome Boxの作成における8つの手順|ベーシック長田 華凜

【入社前に最高の体験を】Welcome Boxの作成における8つの手順|ベーシック長田 華凜

2022.09.02
長田華凜
「“成果を出す”リーダー」を育成するために人事担当者は何をすればいいのか?|ソシオテック研究所 西野浩子

「“成果を出す”リーダー」を育成するために人事担当者は何をすればいいのか?|ソシオテック研究所 西野浩子

2022.08.23
金井一真
「インクルージョン」とは?|ダイバーシティとの違いについても解説!

「インクルージョン」とは?|ダイバーシティとの違いについても解説!

2022.08.20
山本真保
ベテラン社員のリスキリングを進める5つのステップ|45歳からのキャリア自律スクール:ライフシフトラボ

ベテラン社員のリスキリングを進める5つのステップ|45歳からのキャリア自律スクール:ライフシフトラボ

2022.08.18
HR NOTE編集部
パーパスって何?現代の企業経営で注目されている背景や事例をご紹介

パーパスって何?現代の企業経営で注目されている背景や事例をご紹介

2022.08.17
山本真保
「確証バイアス」って何?採用や人事評価のでの事例や対策方法について

「確証バイアス」って何?採用や人事評価のでの事例や対策方法について

2022.08.16
山本真保
従業員エンゲージメントの向上施策とは?|種類や事例について詳しく解説!

従業員エンゲージメントの向上施策とは?|種類や事例について詳しく解説!

2022.08.15
宮崎萌奈