
気づけばHR NOTEでの仕事を始めて2ヶ月半が経ち、記事を書くことや、編集することに徐々に慣れてきました。ですがまだまだ、記事の編集や作成のスピードは編集長の2倍ほど時間がかかり、納期に間に合わないこともしばしばあります。
もっと自分の生産性を高めたいと思い、自分の1日の作業を洗い出して、「何時までにはこの記事を仕上げて、何時から別の仕事に着手する」とプランを立てておこなっているのですが、なかなか時間通りには進みません。その原因を分析してみました。
- 集中力がない
- トイレが近い
- ニコチンが切れてしまう
- 睡魔に襲われてしまう
- 編集長が10分に1回は僕に向けてオヤジギャグを発してくる(20発に1度笑いを生むが、反応しないと100連発ぐらいになる)
- マーケティング担当のN村さんが喫煙所へ僕を拉致する
ふと思いついたのでもこれだけなのですが、今の状況と生産性を上げたいということを、ある日の朝に編集長に相談をしました。
僕:「自分の仕事のスピードがなかなか上がらなくて、生産性をあげたいんですよ」
編集長:「じゃあ、僕がつくった記事4本貯まってるから、これ編集しよう」
僕:(ちがう、そういうことのために相談をしたわけじゃない。何かアツいアドバイスを頂きたかったんですが。)
編集長:「じつは、野上くん集中できてないだろうなと思って、プレゼントあげる。はい、これ」

僕:「なんですか!これ!?」
編集長「ラマドワーカー。カップヌードルの日清が開発した、どこでも集中して仕事ができる優れものやで」
僕:「こんなもので生産性上がるんですか?」
編集長:「やってみないとわからへんで。とりあえず組み立ててみるんやで」
全くイメージができずにラマドワーカーの説明書を見ながら組み立てていきます。

これは何か箱型になりそうな予感がしますね。生産性とどうつながるのかまだわかりません。

とりあえずこれで完成みたいです。

【ラマドワーカーとは?】

どこでも手軽に自分だけの空間を作ることができる「RAMAD WORKER」は、仕事に集中したり、インスタントラーメンを食べたりするのに最適な空間を演出してくれる商品です。普段は手軽に持ち運べるコンパクトサイズでありながら、簡単な組み立てで半個室へと早変わりする簡易性と、高い機能性を備えた内装にこだわりました。文房具、事務用品の総合メーカーのコクヨと共同開発した、日清食品としては前代未聞の新商品です!
中はこんなふうにカスタマイズしてみました。

中にはイヤホンを引っ掛けるフック、ポケットティッシュホルダー、ドリンクホルダー、コンセントを通す穴、ペン立てなどがあるので、箱だけあればどこでも仕事ができるようになりました。
編集長:「どう、生産性上がりそう?」
僕:「やってみないとわからないですけど。あとは、編集長のセンスの光るギャグさえなければ完璧です」

編集長:「・・・。野上くん、いつも4本の編集に8~9時間かかってるから、これで6時間に縮めれたらいいよね」
僕:「6時間でできるなんて願ったり叶ったりです」
編集長:「じゃあ、生産性を上げるためにルール作ったから、これに目を通して9時半から作業開始しよう。それで、時間短縮できたら、今日はそれで終わりにしよう」
- 編集長の会話は無視する
- 集中できるように、イヤホンつけたまま仕事をする
- N村さんのタバコの誘惑に負けない
- トイレは我慢しない
- お昼に1時間休憩をとる
- SNSやメールのチェックは1記事の編集が終わったときに5分ほどする
- 緊急性のある仕事は優先順位を考えて行動
時刻は9時30分。自分自身の生産性を高めるために長い戦いがスタートしました!
取り組みに向けたファーストステップを事例中心に解説!
上場企業における人的資本の情報開示が既に義務化された中、全ての企業において人的資本に関する情報開示を進めていく必要性が叫ばれ始めています。しかし、まだ具体的に何から始めたら良いかイメージできていない企業のご担当者の方も多いのではないでしょうか。本講演では、人的資本経営に関する多数の発信をおこなっているUnipos株式会社の田中氏に、「人的資本経営」に取り組むメリットや自社で実現するための方法に関してご紹介いただきます。
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集中力が上がっている気がした|2時間かけていた作業が1時間15分に短縮
普段は1記事の編集に2時間~3時間をかけて、画像の挿入や、誤字脱字のチェックをして文章を仕上げていきます。
僕の文章を書くスキルや、校正スキルはまだ未熟なので、ラマドワークを使ってスキルが急に向上することは望めません。
編集長に決められたルールを見ればわかるように、目の前の仕事に対して集中力を切らさず、ムダを省くことで生産性を上げられるのかをラマドワークを使って効果測定をしていきます。

- ムダな会話がない
- デスクトップから目線を上げても気になるものがない
- 自分だけの世界が広がる
みなさんも日頃仕事をされている中で、少し顔を上げたら誰かと目が合う、横の電話が気になるなど、気にしたくないことも、視界に入ったり耳に聞こえてくるだけで、集中力が切れてしまうことってあるのではないでしょうか?
僕は典型的なそのパターンで、すごく小さなことにも気が散ってしまいます。
小さいころから、サッカーをしてたことも原因かもしれませんが、一点に集中をすることができません。
サッカーであれば常に360度どのような状況でどこに敵がいるのか、常に顔を上げて状況把握をする必要があるので。(笑)
また生粋の関西人なので、意識をしていなくてもツッコミができるところを探してしまうんです。
たとえば、PCのEnterキーを押す音が少し大きかったりすると「どれだけ熱量込めてチャットしてんねん!」みたいな。(笑)
この2つを持ち合わせれば、常にキョロキョロしていて、ツッコミどころを探している。僕は仕事ができない典型的な人間なのかもしれません。そういうわけで、ラマドワーカーのような視覚的な外部の情報が遮られたり、音楽を聞くことで別の物音が聞こえなくなる状況はすごかったです。
自分でも仕事をしながら「こんなに集中してできるんだ!」と。

いつも1記事の編集作業に2時間ほどの時間をかけていましたが、気がつけば10時45分で、1時間15分でやりきることができたので45分も短縮をすることができました。
このペースを落とさないように、集中力が途切れるまでに手を止めたくなかったので目の前のことに集中して作業を進めていきました。
ラマドの真骨頂
そのまま次の作業に移り、昼食の時間までフルスロットルで集中しました。
なぜここまで全力で取り組めたかと言うと、冒頭で伝え忘れていましたが、この「生産性向上計画」をスタートする際にこんな一言をいただいたんです。
編集長:「今日の昼飯はUber EATSで注文しようと思ってるから、特別に野上の昼飯も準備してあげるよ」
編集長からランチを御馳走になれるということなので、ランチへのワクワク感が抑えられずに業務への集中力を欠くことなく進めることができたんだと思っています。
やはり、目の前に何か報酬のようなものがあったりすると、人間ってだいたいなんでも頑張れるものですよね。
小さい頃によく母親に言われる、「宿題早く終わらせたら、お菓子買ってあげる」というのも、お菓子という報酬があるから、家に帰ってすぐに宿題に取り組むということがあったと思います。この日の僕はまさにそんな感じでした。
その上、弊社のオフィスがある新宿にUber EATSのサービスが適応されたのも最近なので、早く使ってみたいサービスでした。
まだ東京の一部エリアでしか利用ができないサービスですが、配車アプリUberがそのノウハウを利用して始まった、人気の料理店の食事を、オフィスや自宅まで配送してくれるサービスです。
詳細はこちらから!
▶Uber Eats
僕からするとラマドワーカーで仕事をするだけで、生産性が上がる、そしてUber Eatsでランチができる。この上ない一石二鳥な気分でした。
編集長に裏切られるとも知らずに・・・
編集長:「野上くん、お昼ごはんの時間やで。ちゃんと野上の分も用意したんやで」
僕:「ありがとうございま・・・・・エッ、これですか?」

編集長:「せっかく日清さんのラマドワーカーだからさー、カップヌードル食べたほうが気合が入ると思ったんだよね。奮発してBIGにしたんやで。」
普通のカップヌードルではなくて、BIGにしてくれた優しさに感動。。。。。する訳ありません。
編集長はBIG買ってきたことに対してドヤ顔ですし、関西弁がすごい違和感でした。
ただ何も言えない僕は
僕:「ありがとうございます。カップヌードルはスタンダードなしょうゆ味が一番うまいんですよねー、編集長よくわかってますね」
※個人的にはシーフードがいちばん好きです。
編集長は僕の隣でUber Eatsで注文をした、海鮮丼を美味しそうに食べてました。
やはり日清食品さんラマドワーカーということで日清食品のカップヌードルとの相性がいいです。
そしてBIGなんで、この存在感。これぞラマドワーカーの真骨頂!!

シーフード派といえど、久しぶりのカップヌードルの安定の美味しさ。

ごちそうさまでした。
睡魔と誘惑の両者に打ち勝つ
午後も引き続き業務を続けていきます。急に1時間ほどのMTGが入ってしまいましたが、その時間以外はラマドワーカーにこもります。

僕の生産性が低い内部要因としてあげていた内の1つにも上げていたように、食後1~2時間は原因不明の睡魔に襲われます。みなさんも経験があるかとは思いますが、昼食後の睡魔は本当に無敵だと感じています。
コーヒー攻撃は無効。
エナジードリンク攻撃の効果はいまひとつ。
体を伸ばしてみてもなかなかダメージを与えることができません。
ただこの日は自分でもなぜか原因は不明なんですが。
睡魔がやってこなかったんです。
仕事中に睡魔に襲われる原因や根拠にはネットサーフィンをしていると諸説見つけることができます。その中でも、集中力と睡魔の関係性を調べてみると、このような2つの情報を手に入れることができました。
- 集中力が切れるから眠くなる
- 眠くなるから集中力が切れる
この日僕が作業をしながら感じたのは、集中力が継続したから眠くならなかったという感覚に近かった気がします。ということなので、個人的には前者の、集中力が切れるから眠くなるというのが正しいのかもしれないと体感しました。
また、普段は先輩の喫煙所の誘いにも簡単に乗ってしまう僕なのですが、ルールで制限されていることもあり、この日はその誘惑に乗ることはありませんでした。というのも、ここまで集中できている自分に驚きを感じていたので、喫煙所に行って気分転換をする気になれなかったという気持ちもありました。集中力ってすごい!
かなり集中していたので、N村先輩の喫煙所誘惑には乗らずに、ひたすらに業務を進行していきました。

にしても、悪い顔して誘ってきていますよね。
時間が経つのも忘れて、記事の編集という業務に没頭しながら作業を進めていました。
果たして生産性は上がるのか
結果・・・・

4本の記事の編集を終えた時間は16時30分でした。
今まで同量の作業をするときには、9時から仕事を初めて18時までにすべてを終わらせることができない日がほとんどでした。
しかし、このラマドワーカーを利用したことで、8時間以上かけていた業務を6時間で終わらせることができたので、約2時間の短縮をすることができました。
ラマドワーカーを使って生産性を高めることができたと感動しただけでなく、自分自身にここまで集中力が持続できる能力があったことに驚きを隠せませんでした。
作業の間に1時間のMTGが入ったことを踏まえると、約3時間半も短縮ができたことになります。なぜここまで時間を短縮することができたのかをまとめてみました。
- ラマドワーカーによって自分の視野にムダなものが入らなくなった
- イヤホンをつけて作業をすることで、周りの物音が気にならなくなった
- 喫煙所を往復する時間を削減することができた
- SNSチェックやメールチェックを決まった時間にしか触らないと決めることで、業務の手を止める必要がなくなった
- ランチをごちそうしていただくことや、終われば早く帰ることができることといった報酬があった
- 睡魔が襲ってこなかった
この日の業務内容を振り返ってみると、普段の業務の中から自分自身で改善ができるようなことがほとんどでした。ラマドワーカーを使いながら仕事をすることで、周りには誰もおらず、1人きりで仕事ができるという感覚になることができました。個人作業での生産性向上には人が気にならない、物音が聞こえない環境を準備することをオススメします。
メールチェックやSNSに触れる時間も1時間に1回5分間のように時間を決めておけば、生産性の向上につながるかもしれないと感じました。
ただ業種や、職種によってはこのような働き方をするのは難しい方も多いかと思います。
緊急なタスクがメールやチャットで投げられてきた際には、作業の手を止めて対応する必要がある場合もあります。また、周りの同僚たちから相談などを受けたり、数人で仕事を進めたりする場合には、業務中のコミュニケーションが欠かせないので、僕のような働き方をしてしまうと、生産性を上げる以前に、周りの方に迷惑をかけてしまうかもしれません。
人によっては、外的要因を気にせずに自ら集中力を上げる方法を知っている方もいれば、周りの環境に左右されてパフォーマンスが低下している方もいるかもしれません。
もちろん会社の環境に適応していくことは社会人として大事なことだと思います。
しかし、マネジメントをする立場であれば部下が最高のパフォーマンスを発揮できるような環境を準備することも大事であるとも思いました。
僕も今回編集長からこのような機会を与えていただいたことで、1つの作業にかける時間を減らすことができるようになり、自分の集中力に気付くことができました。
▶【全100選】生産性向上のための取り組みをまとめてみた
最後に
生産性が上がったことに驚き、喜び、編集長に普段は8時間かけておこなっていた業務を、6時間に短縮することができたことを報告し、昼食のカップヌードルの件を水に流して、ラマドワーカーを与えていただいたことに感謝を述べました。
僕:「編集長、今日はこのような機会を与えていただきありがとうございました。こんな風に生産性アップを体感できるとは感じていなかったです」
編集長:「僕もこんなに早く終わるとは思ってなかったから驚いてるよ。お疲れ様」

僕:「ありがとうございました。では約束通り、今日はこれで失礼させていただきます。お疲れ様でした」
編集長:「いや、それが野上くん。まだ少しやってほしいことあるから、メールで送ったんでこれお願い」
えっ。。。。。。。

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