
こんにちは!ネオキャリア インターン生の須田絢香です!
11月も下旬になり、そろそろ12月。
就職活動の準備が本格化する中、「就職失敗したらニートになりそう…」と今から怯えている学生も少なくありません。
ただ、求人倍率は約1.4倍。学生の立場からすると、幸いにも就職は売り手市場です。
そんな中ふと、疑問に感じました。
「そういえば、『ニートは働いたら負け』と聞いたことがあるけど、ニートの就職事情はどうなっているのだろう・・・」
そこで今回は、「労働者不足に対するニート採用の効果」についてまとめてみました。
今こそ知っておきたい「リファラル採用」のすべて
本講演では、2023年3月に著書『戦わない採用』を出版した株式会社TalentXの鈴木氏より、社員が自社を紹介したくなる仕組み作りや、従業員満足度向上施策についてお話いただきます。採用コストを抑えながら、カルチャーマッチした人材を採用できるリファラル採用のメリットだけでなく、それを実践するための組織作りの方法まで詳しくご紹介します。
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1.労働者不足とニートの増加に関して

そもそも、ニートの正式な定義はどのようなものでしょうか?
日本では、15〜34歳までの非労働力人口のうち通学・家事をおこなっていない人のことを、ニートと呼んでいます。
人口割合的に見ると増加傾向にあり、「子ども・若者白書(平成27年度版)」によると2015年のニートの数は56万人にのぼります。
ニートになってしまう理由としては、核家族化や少子化という家庭環境、雇用環境の悪化などがあげられます。現実問題として、1度ニートになってしまうと、その状態からなかなか抜け出せなくなってしまうのも事実で、これは35歳以上の「高齢ニート」を生み出している原因にもなっています。
また、ニートと引きこもりの関係性が高いことから、経済問題以外の視点からしても、深刻な社会問題としてとらえられています。
一方で、労働者不足も問題になっています。
日本商工会議所によると、約50%の企業が人手不足を感じているそうです。
また、「技術・ノウハウの伝承が困難」という理由から、会社の経営を支える人材不足に対しても嘆かれています。これは、離職率が高くなり、正社員の定着率が低いことが原因とされています。
働けるのに働けない人がいる一方で、人手を必要としている…。なんだか矛盾していますよね。
そんな中、ニートを「潜在的労働者」として戦力化しようとする取り組みが話題になっています。
約400社が参加する「中小企業家サミット2016」では討論会を実施。ニートの戦力化について、具体的な対策へと発展させていく方針を示しています。
2.ニートを採用するにはどうしたらいいのか

ニートを就職させて戦力化しよう!とはいっても、そんな簡単な問題じゃないのが現実です。
世間のニートの声を調べてみると、
僕は働かないよ
— 悪魔落ち雪男@ニート雪男 (@akumaoti_yukio) 2016年11月19日
ニートのための職業体験とか世の中にないの???農作業とかやってみたいけど就職して働ける自信ない
— もず子 (@mozuko000) 2016年10月21日
就職できる自信がないし
もうニートでいいやって何回思ったか数えきれないくらいやる気でない— はるぴい (@ahhmmnnk) 2015年5月11日
ニートだと生きてる価値
見い出せなくて病む(・ω・`*)ネー— リ♡@モンスト (@ptk0723) 2016年10月26日
と多種多様です。
このことから、ニートにも種類があり、以下の3つに分けることができます。
- 絶対に働きたくないと思っている人
- 精神的、身体的に不具合がある人
- 働きたいが、スキルや自信がないためニートをしている人
そもそも「絶対に働きたくない」と思っている人に、就職支援をしたところで、なんの意味もありません。就職意欲が湧くような取り組みが必要です。
しかし、能力に自信のない人や、不具合を抱えている人に対しては、サポートの仕方次第で就業が可能になります。実際に、就職活動を渋る理由は「空白の期間が不安で仕方ない」という思いが強いからだそうです。また、理由があって長時間働くことができない人に対しても、手作業を多く抱える企業の間からは「短時間でもいいから来てほしい」といった声が上がっているそうです。
そのため、ニートの就職の機会をより活発にするには、下記3つが必要だと考えられます。
- 就職・就業訓練の場
- 会社からのアプローチ
- 個人の能力に合わせた労働時間(不具合がある人に対して)
3.ニートの就職支援をしているサイトまとめ
最近では、ニートの就職支援に特化したサイトも出てきており、就職講座や就職カウンセリングなどを受けた上で面接に臨むことができます。ここでは、ニートの就職を支援してくれるお役立ちサイトを3つご紹介します。
JAIC(ジェイック)
既卒、フリーター、ニートの就職に特化したサイトです。
特徴は3つあり、
- 未経験OKの優良企業だけ
- 無料就職講座を受けることができる
- 専任の就職アドバイザーに個別に相談できる
と、サポートが充実しており、登録者の約80%が就職に成功しています。
「登録して、気づいたら就職してた!」なんてことも。ニートの不安を取り除き、背中を後押ししてくれるサイトです。
URL:www.jaic-college.jp
ハタラクティブ
20代のフリーター、ニートの就職を応援するサイトです。
ジェイック同様、就職カウンセラーに相談できることや、面接対策など、こちらもサポートが充実しています。首都近郊の求人情報がメインですが、電話でのカウンセリングや面接対策もおこなっており、地方から首都への就職を考えている方も利用可能です。
また、サイト上にある就活ガイドや就職成功体験談などのコンテンツも充実しています。
URL:www.jaic-college.jp
バイトルNEXT
バイトルによる、正社員求人サイトです。未経験からでも仕事に必要なスキルを身につけながら正社員になることができます。
就業場所や職種、給与など、希望する情報をを選択することができるので、就業してからのミスマッチも防ぐことができるのではないでしょうか。
URL:www.baitoru.com/shain/
まとめ
ニートの中には、就職意欲は多少あるものの、「うまく働くことができるか」と不安が先行してしまい、二の足を踏んでいる方もいます。その不安を取り除き、就職意欲を喚起してあげることができれば、労働者不足の問題に対して、ニート採用は効果があるのではないでしょうか。
今後人口が飛躍的に増加しない限り、労働者不足は解決されません。
しかし、潜在的戦力であるニートが少しでも就業すれば、その分だけ緩和されます。
一定数のニートが、働く意思はあるのに「自信がない」という理由から就職活動を渋っていることがわかりました。しかし、ニートの場合でも就職は売り手市場なのは間違いありません。
ニートがいかに社会復帰できるか、前向きに働ける機会をつくれるかが重要になってくるのではないでしょうか。
私も負けずに頑張ります!
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