こんにちは!HR NOTE編集部です。
国内の人手不足の影響もあり、外国人を雇いたいと考える企業が増えています。しかし、外国人が国内で働く場合は、就労用のビザを取得する必要があります。パスポートの申請程度ならば、簡単にできますが、就労ビザを申請するのはどうでしょうか?
就労ビザを取得するには様々な書類が必要になり、申請する際には入国管理局に行かなければなりません。あまり頻繁にする業務ではないので、手間もかかるし、審査通過できるかの不安もあります。
そのような時には、就労ビザ代行サービスがおすすめです。就労ビザ代行サービスは書類作成から申請、許可取得まですべての工程を代行しておこなってもらえます。
本記事では、外国人雇用の際にとても役立つ就労ビザ代行サービスについて紹介します。
企業が実施すべきことについて詳しく解説!
労働人口が減少が続く日本において、「人手不足」は多くの企業に共通する社会課題です。企業成長のためには、この社会課題に対して、各社ならではの対策を進める必要があります。そこで、本講演では、経済産業省で「デジタル人材育成プラットフォーム」の制度設計をおこなう金杉氏にご登壇いただき、企業が現状の社会課題を正しく把握し、正しく対策を立てるために必要となるスタンスについてお話いただきます。また、企業が実際に利用できる国の支援制度や施策についても併せてご紹介します。
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1. 就労ビザ申請のカンタンな流れ
就労ビザの申請方法は「外国人を海外から呼び寄せて雇用する」、「すでに国内にいる外国人を雇用する」で異なります。それぞれの申請作業の流れを簡単に解説します。
1-1. 外国人を海外から呼び寄せて採用する場合
- 在留資格認定証明書の申請と交付(交付まで1~3カ月かかります)
- 外国人本人が日本大使館にてビザの手続き
- 早めに上陸許可の申請
- 在留資格認定証明書の有効期限は3カ月なので、その範囲内で上陸申請しなければ無効になるので注意が必要です。
1-2. 日本にいる外国人を採用する場合
- 就労可能な在留資格の確認
- 雇用にあたり雇用契約書の作成(外国人の母国語もしくは外国人が理解できる言語にて)
雇用する外国人がもっている資格と違う職種で採用したり、留学生を新卒で採用したりする場合は、在留資格変更許可申請が必要になります。
2. 就労ビザ代行サービスとは?
外国人を雇う場合は、就労ビザをとる必要があり、とても手間がかかります。
特に海外から呼び寄せて採用する場合は、各種証明書の申請をして審査を受けるだけでなく、外国人本人が日本大使館にきてビザの手続きをしなければなりません。
頻繁に外国人を雇って申請の仕方や、審査基準を熟知している人事担当者がいなければさらに手間がかかります。
そこで、外国人を雇いたいと考える企業に強い味方となるのが、就労ビザ代行サービスです。
2-1. 就労ビザ代行サービスとは
就労ビザ代行サービスは、申し込みを受けると、必要な書類の情報を企業に伝え、回収し、申請書類の作成に取り組みます。その後、入国管理局に申請を申し込みます。
一般的な行政書士でも書類作成をすることができますが、入国管理局の申請手続きは外国人本人がおこなう必要があります。
それに対して、届出済申請取次行政書士に依頼すると入国管理局への申請手続きの代行ができるので、ビザ取得まですべての作業を代行してもらえます。
2-2. 代行するサービス内容
就労ビザ代行サービスは、就労ビザ作成に必要な資料を企業に提示し、申請書類を作成、そして入国管理局への申請をおこないます。入国管理局からの問い合わせに対応し、審査が通れば在留資格認定証明書を代理受領し、お届けします。不許可の場合は不許可理由を確認して対策を考えます。
就労ビザの代行だけでなく、外国人との雇用契約書を作成する際に法務的立場でのチェックや翻訳など言葉の壁を越えて橋渡しもおこないます。
2-3. 外国人内定者との交流まで代行
就労ビザを取得する際には外国人内定者とのコミュニケーションが重要です。外国人の書類準備の進捗確認や、不備のチェックなど密に連絡をとって把握すべきです。
しかし、お互い母国語ではない言語となると、認識があっているかどうかを理解できないまま進行してしまう恐れがあります。
就労ビザ代行サービスは多言語対応のところが多く、細かいニュアンスの違いを適切に伝え、お互いの要望と悩みを聞き出し、解決することができます。
就労ビザ代行サービスがおこなってくれる内容を紹介しました。では実際、就労ビザを取得にあたり、自分たちで申請するのに対してどのようなメリットがあるのでしょうか?
3. 就労ビザ代行サービスを利用するメリット
就労ビザを申請する場合、自分たちでおこなう場合と代行サービスを利用する場合で何が違うのでしょうか?ここから代行サービスを使うメリットを紹介します。
3-1. 申請時間の短縮
自分たちで申請する場合は、入国管理局に出頭しなければなりません。出頭1回あたり1~2時間待ち時間が必要になります。代行サービスを利用したらそれら移動や待ち時間をすべて省けるので、浮いた時間をコア業務に使うことができます。
3-2. 担当者の工数削減
就労ビザを取得するためには、書類の回収、翻訳などの手続きに大きな労力が必要です。申請の経験が豊富な代行サービス
申請の経験が豊富な代行サービスに依頼をすれば、必要な資料を集めて渡すだけとなり、大幅に工数を削減することができます。
3-3. 外国人内定者の理解の齟齬防止
外国人を雇う場合の大きなリスクである、言葉の壁を越えてくれます。契約内容など齟齬があると、就労ビザを取得して働いてもらっても離職につながってしまうので、お互いにとって大きな損失です。
代行サービスは多言語対応で、翻訳までおこなってくれるので、微妙なニュアンスの違いについても外国人に伝わりやすくなります。
3-4. 大量申請も対応
外国人を大量に申請する場合は、その人数分だけ多くの手間を取られてしまいます。
大量申請に対応しているサービスにはすべて丸投げできるので、企業側に必要な工数はあまり増えません。
3-5. ビザ申請通過率アップ
ビザ申請経験が豊富なプロが申請書を作成するので、不備がなくなるほか、通過率が高い書類を提出することができます。これにより、書類作成の手間が減るだけでなくビザ申請透過率のアップが期待できます。
メリットが大きい就労ビザ代行サービスですが、実際どのような会社がサービスを提供しているのでしょうか?
4. 就労ビザ代行サービス15をまとめてみた!
ここでは、就労ビザ代行サービスをご紹介します。サービス選定の基準として特徴と費用をまとめたので、ご参考にしていただけると幸いです。
では、15つの就労ビザ代行サービスをご紹介します。
4-1. 行政書士jinjer
【特徴】
- 最速で申請できる
申し込みから申請完了まで最短5日で完了(平均は10日)
少しでも早く外国人労働者に現場で勤務してもらうことが可能
- 完全成果報酬の料金体系
無料相談・見積りで事前に代行料金が明確
完全成果報酬のため、許可がおりなかった場合は支払いが不要
- 外国人スタッフとのやりとり代行
申請に必要な書類の回収、申請書の作成、入国管理局への提出を代行
外国人スタッフへの書類の説明や回収などのやりとりを代行
【費用】
- ビザの申請・種類の変更:80,000円~
- ビザの延長:60,000円~
※詳細はホームページにてご確認ください
4-2. C. S. AND P. 就労ビザ申請サービス
【特徴】
- 高い専門性
2013年から就労ビザ、及び関連する業務に携わっているため、
ビザの高い許可率が可能
- 単なる書類作成マシーンではない
クライアントにとってより良い方法を常に考える
創造的な方向・方向性を考える
- 総合的な提案力と柔軟な対応
ITシステムや経営コンサルティング会社などビザ以外の就労経験があり
一側面にとらわれない広い視野で最適な提案を出す
【費用】
- ビザの申請・種類の変更(一般案件):99,000円~(※上場企業や前年の給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表の源泉徴収税額の合計が1500万円以上の企業は89,000円~)
- ビザの延長(通常案件):35,000円~
※詳細はホームページにてご確認ください
サービス名:就労ビザ申請サービス
提供企業:C. S. AND P. 行政書士事務所
URL:https://workingvisa.csap.tokyo/
4-3. ビザプロ 就労ビザ
【特徴】
- アジアの実績多数
中国や韓国はもちろん、最近増えてきているベトナムやネパールなどアジア圏出身の外国人の就労ビザ取得が得意
- 丸投げ可能
無料相談からあとはすべて丸投げが可能
外国人と直接連絡をとりあい、ご希望のスケジュールにあわせて申請
- 面接時から立会い可能
面接時からの立会が可能です
【費用】
- ベーシックプラン(書類作成から申請まで)
ビザの申請・種類の変更:90,000円
ビザの延長:40,000円 - フルサポートプラン(ベーシックプラン+国内の公的書類取得の代行)
ビザの申請・種類の変更:130,000円
ビザの延長:60,000円
4-4. 外国人雇用&就労ビザ相談センター
【特徴】
- 国内でもトップクラスの実績
就労ビザ申請業務を月20~30件取り扱っている
どのようなビザ申請手続きであっても対応可能
- 明確な料金体系と返金保障
あとから追加料金を請求することはない
万が一不許可になった場合は、全額返金する保障制度あり
- 相談しやすい受付時間の設定と立地
平日は9~20時まで、週末も10~18時まで相談対応
各オフィスは駅から徒歩5分以内の駅近
【費用】
- ベーシックプラン
ビザの申請・種類変更:95,000円
ビザの延長:35,000円 - フルサポートプラン(現地大使館でのコンサルティングなどを含む)
ビザの申請・種類品行:135,000円
ビザの延長:50,000円
4-5. 外国人雇用.com
【特徴】
- 就労者だけでなく幅広いビザ申請に対応
就労者だけでなく、家族や特定活動(家事使用人に限る)の申請にも対応
- 不許可時は追加料金なしでの再申請
不許可が出たときは、理由を確認し、不許可原因を排除したうえで1回の無料再申請可能
- 日本人社員へのガイダンス
就労ビザ申請だけでなく、外国人社員を受け入れやすい環境づくりのお手伝いも実施
【費用】
- ビザの申請・種類変更:84,000円
- ビザの延長:21,000円~
4-6. サポート行政書士法人
【特徴】
- 予想以上の申請スピード
申込後すぐに担当者が上司と申請完了までの方針を決め、当日中に業務を着手することが可能
- ダブルチェック体制で社内セカンドオピニオンを確保
担当者以外のスタッフがダブルチェックをおこなう体制
単独で業務をおこなうより的確な対応
- 成功報酬制
完全成功報酬制型で申請不許可になった場合は費用ゼロ
【費用】
- ビザの申請・種類変更:90,000円~
- ビザの延長:40,000円~
4-7. 国際労働法務事務所
【特徴】
- ビザ審査基準に精通した専門家が代行
ビザ審査基準に精通した専門家が在籍
- 事情を確認してからの見積もり
審査に通る可能性があることが確認できてから見積を提出
- 週末(土曜日)も対応可能
平日は9~17時が受付時間
事前に予約が必要ですが、土曜日も10~15時は受付可能
【費用】
- 不公開
4-8. 行政書士法人クアルテート
【特徴】
- 英語だけでなくスペイン語も対応可能
日本語・英語・スペイン語の多言語サービスを提供
日本語が不自由な方でも安心して対応
- 外国語文書の翻訳
添付書類が外国語文書の場合でも当事務所で翻訳作業を代行
- 在留資格と該当する業務内容
在留資格に対してどのような業務を行えるのか詳しく説明します。
【費用】
- ビザの申請・種類変更:98,000円~
- ビザの延長:58,000円~
4-9. 外国人の就労ビザ申請代行センター
【特徴】
- 着手金0円!完全成功報酬制
着手金も不要、取得率100%の自信がある完全報酬型
万が一取得できなかった場合は、追加料金なしで再申請も可能
- 就労する外国人との直接やりとりもお任せ
外国人本人と直接やりとりを代行
たくさんの外国人を雇う場合も手間がかからない
- 就労ビザ専門の行政書士
豊富な実績をもつ行政書士が専任で担当
【費用】
- ビザの申請・種類変更:98,000円
4-10. 若松絵里社労士・行政書士事務所
【特徴】
- 就労ビザの取得だけではない
就労ビザの代行申請だけでなく、社会保険労務士としてビザ取得後に発生する外国人特有の労務管理に関する相談にも対応
- 直接、タイムリーな応対
担当行政書士がお客様とコミュニケーションをとってタイムリーに対応
- 外国人との緊密な連絡
英語も完全対応でお客様の手間を最大限にカット
【費用】
- ビザの申請・種類変更:150,000円~
- ビザの延長: 50,000円
4-11. しあわせ日本ビザ
【特徴】
- メールでの相談にも対応可能
ビザ申請の依頼をしたい人にやさしいメールでの相談対応可能
- 市民法務の専門家
法務の専門家である調整書士による申請
- 利便性
横浜相談室は横浜駅から1分、東京相談室は有楽町駅3分の利便性
【費用】
- ビザの申請・種類変更:150,000円~
- ビザの延長:50,000円~
4-12. 神奈川帰化ビザ.com
【特徴】
- 高い専門性
大手入国管理専門事務所で培ったノウハウを生かし300件以上の案件を許可の実績
- 利便性
事務所がJR川崎駅西口から徒歩4分と非常に良い立地条件
また、出張商談も可能
- 安心の返金保障
申請が不許可になった場合は、無料で再申請可能
それでも不許可となった場合は、全額返金
【費用】
- スタンダードプラン
ビザの申請・種類変更:90,000円~
ビザの延長:35,000円~
- トータルサポートプラン(スタンダードプラン+在留カードの受け取りなど)
ビザの申請・種類変更:130,000円~
ビザの延長:50,000円~
4-13. クレアスト中小企業診断士・行政事務所
【特徴】
- 関西における外国人ビザ申請相談センター
大阪を中心とした外国人のビザ申請が専門
- 充実したアフターフォローと返金制度
申請期間中に入国管理局から確認や追加資料の請求がありますが、追加費用なしで対応し、完全にサポート
- 広い視点でのサポート
就労ビザを獲得するだけでなく、中小企業診断士の資格も持つ
補助金や助成金の獲得などのアドバイスも可能
【費用】
- ビザの申請・種類変更:90,000円
- ビザの延長: 50,000円
4-14. VISA&Immigration@JAPAN
【特徴】
- 許可率の向上(コツの熟知)
入国管理法に長けた行政書士が専門的な資料やデータベースをつかって類似事例を考察することで許可率を向上
- 迅速な申請手続き
審査において追加資料を要求されることがないように、先回りをして提出
これにより申請から審査までの期間を短縮することが可能
- 成功報酬制
万が一不許可通知が来た場合は、無料の再申請可能
【費用】
- ビザの申請・種類変更:95,900円~
- ビザの延長:39,000円~
4-15. SHARES就労ビザ代行
【特徴】
- 月額の固定費ゼロ
見積は無料、相談が開始されるまでは完全に無料
- 業界最速!最短10分で見積完了
複数の行政書士から金額や実績を元に最適な担当者を選ぶ
- 24時間いつでも相談に
WEBを使った相談ならば、24時間いつでも対応可能
【費用】
- 非公開
5. まとめ
就労ビザの申請は必要書類の作成だけでなく、入国管理局へ出頭しなければならないなど、手間が多い業務になります。就労ビザ申請を丸投げできるのが就労ビザ代行サービスです。
就労ビザ代行サービスの一例として15社の特徴や費用を紹介しました。多くのサービスは成功報酬制となっており、許可がおりなければ費用が不要であるところが多いのも特徴です。
ぜひ、ご参考にしていただき、外国人雇用・就労ビザ取得に役立てていただけると幸いです。
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